約 2,372,697 件
https://w.atwiki.jp/nyankoro/pages/27.html
にゃん湖 行ける条件つりぐしょっぷの店番にゃんころから聞く たからばこから宝の地図を入手する? 釣り勝負に勝利する? 釣れるもの 不思議な種を植えると入手できるもの
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3398.html
『道路さんはゆっくりできない』 7KB いじめ 日常模様 現代 D.Oリハビリ用・虐待成分小 SSの書き方とか忘れちゃったーひゃっほーい 『道路さんはゆっくりできない』 D.O 「「「「「おねーさん!ゆっくりしていってね!」」」」」 『ひゃうっ!?驚いた!』 夕食の材料を買うため家を出ると、家のすぐ近くの公園入り口前、歩道上の白線の上に、 家族と思われるゆっくり達が並んでいた。 公園側から見ると、全員が綺麗に横一列に並んでいる。 中央には成体れいむ、おそらく一家の母親かな? その右脇には赤れいむ、左脇には赤まりさ。 今にも公園に向かっておうち宣言しそうなポジショニングだけど、何だか様子がおかしい。 『なに泣きそうな顔してんの、あんた達』 「ゆ…ゆぐ、おねーざん…」 「ゆっくちたすけちぇ…」 野良ゆっくりに何かを懇願されることなど日常茶飯事ではあるが、 しかしこのれいむ達の場合、別に栄養状態も悪くなさそうだし、怪我した様子も無い。 私はゆっくりなど好きでも嫌いでもないけども、こうなってみると興味が湧いてきた。 「……くろいじめんさんは、ゆっぐぢできないんだよぉぉおお!!」 「「ゆっくちおうちにかえりちゃいよぉぉおおお!!」」 『…は?』 黒い地面と言うのはアスファルト舗装されたこの歩道のことだろう。 ……なんか、面白いことになっているようだ。 「ゆぐ、ゆぅ…れいむたち、ゆっくりぷれいすでゆっくりしてたのに、ゆぅ…」 『ほうほう』 「へんなおにーしゃんが、『こうえんのそとであしょぼう』って…」 『ふむふむ、鬼意山がね』 「それで、このしろいじめんしゃんに、れいみゅたちをおろしちぇ…」 『うんうん、白線の上にね』 「「「このくろいじめんさんにさわったら、ゆっぐぢできなくなるよっていって、どっがいっちゃったのぉぉおお!!」」」 『…ふ~ん』 れいむ一家の視線の先は、先ほどの公園。 そこそこ大きな公園だし、この一家は公園の外に出たこともなかったのだろうか。 街中に住んでいながら、アスファルト舗装の道路にすら出たことが無かったとは、よほどこの公園は餌が豊富らしい。 そんな無知で純粋で、平和に暮らしていたれいむ一家に、 その鬼意山は、舗装された道路=触れるとゆっくりできなくなる地面、と吹きこんでいったようである。 まあ、ゆっくりにとっては道路自体死亡フラグなんだから、まんざら間違ってるとも言えないけど。 「「「ゆっぐぢたすけちぇぇぇえええ!!」」」 「おねーしゃん…まりしゃたちをゆっくちたすけちぇにぇ」 「おねがいじまず!このしろいじめんさんから、そっちのゆっくりぷれいすまではこんでぐだざい!!」 『ふーん』 白い地面、路側帯の白線の上だけが安全な地面ということらしい。 なるほど。ゆっくりの力でこの白線の上から公園まで、黒い地面を踏まずにたどり着くのは無理そうだ。 …ていうか、母れいむのあんよ、すでに白線からはみ出してるけど、これは大丈夫なのかな? まあ、実際はゆっくりが道路を歩いてるなんて良く見かけるし、害なんて無いんだろうけど。 『でも無理』 「どうしちぇぇぇえええ!?」 なんか泣き顔が可愛く思えてきたからだよ。 『いや、私腕力無いから運べないよ』 「ゆ、ゆわぁぁああん!れいむの、みわくのぼでぃらいんがわざわいしたよぉぉおお!!」 「ゆ、ゆっくち!?まりしゃは?すれんだーなまりしゃならはこべりゅ?」 『う~ん、でも、この靴の上って、私一人でもギリギリ浮いてられるところだから… おちびちゃんが乗ると沈んじゃうかも』 「ゆ、ゆがーん!!」 赤ゆっくり100匹抱えても、靴が道路に沈むはず無いんだけどね。 「し、しずむのはゆっくりできないよ…」 『それに、持ち上げる時うっかり黒い地面さん触っちゃったら、私が死んじゃうかも』 「しょ、しょんなにゆっぐぢでぎにゃいのぉぉおおお!?」 無害だよ。多分。 「も…ぢょ、ゆっぐぢ…エレエレ…」 「お、おちびちゃん、あんこさんはいちゃだめぇぇええ!?」 「ゆぐ、ゆ…、みゃみゃ、れいみゅゆっくちしちゃいよぉ」 「おちびちゃん、ゆっくりできるから!すーりすーり、もうすぐゆっくりできるからね!」 「ちゅーり、ちゅーり…ちあわちぇ…」 さっそく赤れいむの精神が限界を越えたようだ。可愛い。 …ところで赤まりさは? 「ま、まりしゃはゆっくちにげりゅよ!」 道路の上にお帽子を浮かべ(?)、公園までお帽子の船で渡ろうということらしい。 小さな木の枝をオール代わりにして、なかなか本格的な船乗りまりさの雰囲気を醸し出している。 「ゆっくちのっちゃよ!ゆっく!ゆっく…どうしちぇすすまにゃいのぉぉお!?」 やっぱ無理だよねー。 まあ、帽子の下は水面じゃなくて、アスファルト舗装された地面だしね。 地面に必死でオールを突き立て、お帽子船を進めようと必死な姿は微笑ましいけど、 このまま放っておいても退屈かな…うん。 『ああ!?まりさ、大きな波が来たよ!!』 「ゆ、ゆっぴゃぁぁぁああん!?お、おちりゅぅぅうう!!」 ポテッ! あ、落ちた。 当然路面に波など無い。勝手にバランス崩しただけです。 赤まりさは、仰向けにアスファルトの地面に倒れている。 最初は放心状態だったけど、徐々に顔が赤くなり、青くなり、土気色に変色していく。 信号機のように見事な変色で、実に興味深い。 「お、おちびちゃん…?だ、だいじょう、ぶ?」 「ゆ」 『ゆ?』 「ゆっぴゃぁぁぁああああ!?ま、まりしゃ、ゆっぐぢできなくなっぢゃうぅぅうう!?」 「おねえぢゃぁぁあん!ゆっぐぢぢでぇぇえええ!」 「おぢびぢゃん!はやぐ、はやぐもどっでぎでぇぇえええ!!」 母れいむが舌でも伸ばせば届く距離なんだけど、叫ぶだけで助けないのはいかにもゆっくりらしい。 「ゆっぐぢ!?ゆっぐぢ!!ゆぐぢぃぃいいいい!!」 赤まりさはその間も、目玉が飛び出すほど両目を見開き、苦悶の表情で転げまわっている。 「いじゃい!いじゃいぃぃいいいい!?ゆっぐぢできにゃいぃぃいいい!!」 どうやら全くの無事故だったと言う訳ではなく、 良く見ると、背中(後頭部?)に小さなガラス片が食いこんでいた。 『ああ~痛そ』 「なにか、なにかまりしゃにささっちぇるぅぅううう!?きょわいよぉぉおおお!」 「おぢびぢゃぁあああん!!ゆっぐぢ、ゆっぐぢだよぉおお!」 「ゆぁぁん!おにぇーちゃんが、ゆっくちしちぇにゃいよぉぉおお!」 こうして、私がれいむ一家の家族の絆に触れて暖かい気持ちになっている間に、 赤まりさは苦痛と恐怖から逃れるために地面を転げ回り続け、 勝手に全身をアスファルト路面で傷つけて餡子をこぼしていった。 そして、 「も…ぐぢ…」 「おぢびぢゃぁぁあああん!!」 最後は苦痛から逃れるためだろう、餡子を大量に吐いて、自殺のような最後を迎えて永遠にゆっくり 『は、かわいそうだから餡子戻すね』 「ゆ、ゆぐ…や、やべぢぇ…あにゃるにいれにゃいで…」 「おちびちゃん…ぺーろぺーろ、ぺーろぺーろ、ゆっぐぢしてね…」 死なせるのは可愛そうなので吐いた餡子はあにゃるから戻してあげた。 ケガの方も、背中のガラス片を取り除いて白線の上に戻したら落ち付いて来たようで、 母れいむのぺーろぺーろで回復したようだ。 ああ、楽しかった。 「まりしゃ…ゆっくち、しちゃい…」 「ゆぅ。みゃみゃ…れいみゅたち、もうちぬの…?ゆっくちできにゃいの…?」 「おちびちゃん……ゆぅ…」 れいむ一家は万策尽きたという表情で、楽天家のゆっくりらしくもなく、 永遠に未来を失ってしまった悲しみに、全身を包んでいた。 それにしてもこの一家との時間は、実に楽しいひと時だった。 『ひょいひょい、ひょいっと。じゃーねー。』 と言う訳で、十分に堪能させてもらったので、私はささっとれいむ一家を白線から持ち上げ、 公園の入り口に置いてやり、その場を去ったのだった。 3匹の 「「「ぽかーん」」」 という表情は、驚きの表情とも、喜びや感謝の表情とも違う、実に面白い表情であった。 私も今回の件で、多少ゆっくりが好きになった。 今度飼う事も検討してみようかな。 ところでこの数分後、今度は塀の上に仲良く並べられているまりさ一家がいた。 赤ゆっくりが元は20匹くらいいたのだろうが、ほとんど地面に落下したのか、 枝から落ちた柿のように潰れた跡が塀の下に大量にあり、 両脇を赤まりさ一匹づつに囲まれた親まりさは、涙も枯れ果て放心状態だった。 さすがに可愛そうなので、親まりさだけは塀の下におろして、 近くのゴミ捨て場でゴミを漁っていたありすとすっきり―させてあげたら泣いて喜んでいたが、 私はこれをやった虐待鬼意山に出会ったとしたら、こういってやりたい。 『死なせる内は修行が足らん。未熟者め』と。 挿絵: 挿絵:ラブリーぺろんぺろんあき 挿絵:
https://w.atwiki.jp/sig-suer220/pages/91.html
* これは、TRPG「Aの魔法陣」のA-DICペルソナ3(Ver.β5)を使って行われた日常ゲームに編集を加えたリプレイです。 読みやすさや見栄えを重視しているため、元ログとは発言の順序などが異なります。 * キャラ紹介 ○柊 杏奈(一年生) ツインテールで眼鏡なロボ娘。 かつては少し辛い事があるとすぐにイジける結構暗めな性格だったが、覚醒後の今はとことん明るく前向きな娘に。 ○篠宮 蒼乃(三年生) NPC。クールで少し陰のある課外活動部のまとめ役……という設定らしいが、最近結構デレ気味かも。 今現在、杏奈に対しては「強く生きて欲しい」と兄のような気持ちを持っているらしい。 玲音@SD: こんばんは。やりましょか。 しょうじ: うぃっす しょうじ: んでは昨日話したとおり、場所はしのっちの部屋 しょうじ: シチュエーションは「お悩み相談/恋の相談」という感じで。 玲音: あいー しょうじ: こん、こん、と扉を叩いたところあたりから。 玲音@SD: では、時間は30分です。 しょうじ: あい 玲音@SD: よろしくお願いしますー しょうじ: こちらこそ、よろしくですー 玲音@SD: と、タイマー用意せねば… 玲音@SD: あい、OKです。 しょうじ: うぃ、こちらも名前変更(あにー/柊 杏奈) /*/ 玲音@SD: あなたはしのっちの部屋のドアをノックした。 あにー: 「兄さん――お時間、よろしいでしょうか」 玲音@SD: ちょっとまった。その言い方はいつから?w しょうじ: あの事件以降だね。 しょうじ: しどりんとかと同じで、徐々に呼び方が変わってきてるの。 しょうじ: 嫌がる? 篠宮: 「……いや、その呼び方はちょっと。とにかく、空いてるよ」 あにー: 「はい」 しょうじ: この前までのような、うじうじとした感じはない―― しょうじ: でも、とりあえず何か悩んでいる事はわかる顔。 玲音@SD: 篠宮は勉強していたようだ。 あにー: 「お邪魔でしたか?」 篠宮: 「いや。それよりどうした?」 あにー: 「……私、朝お散歩に出かけようとしたとき」 あにー: 「今まで会った事もない人に、いきなりラブレターを貰ってしまったのです」 玲音@SD: 篠宮はちょっと驚いたようだ。 あにー: 「確かに、わたしに恋をしたいという気持ちはあるのですが」 あにー: 「……私は、機械でも人と恋が出来る道を模索するべきなのでしょうか」 しょうじ: 彼女はこの前の事件以降、己が機械であるという事をきちんと正面から受け止められるようになった。 しょうじ: 機械と人に差などない、けれど今の時代はまだ機械と人がきちんと恋が出来るようにはなっていない――これは、その彼女が事実として受け止めるべき事象である。 篠宮:「いや……いきなりの難問だな」 玲音@SD:篠宮はかなり困っている。腕組みして考え始めた。 篠宮: 「心があるのだから、当然恋もする。これは当たり前のことだと思う」 あにー: 「はい」 篠宮: 「これは、君のような人と同じ形をしたものだけでなく、例えばコンピュータの中の形のないものであっても」 篠宮: 「その意味で、恋をすること自体に不思議はないんだが……」 あにー: 「でも今の段階では、まだ機械と人の恋というのは難しい」 篠宮: 「……」 篠宮: 「ええと、いかん、そうだ。まず確認しなきゃいけないな」 あにー: 「?」 しょうじ: うりん、と小首を傾げたあにー。 篠宮: 「柊はどう思っているんだ? その相手のことが気になるのか?」 あにー: 「初めてお会いした方ですから、気になるのかと言われれば正直良くわからないのですけれど……」 あにー: 「こういう事は初めてですから、胸はどきどきしています」 篠宮: 「そ、そうか」 玲音@SD: 篠宮はかなり困った顔だ。そもそもこういう相談を受けたことがないっぽい。 あにー: 「これは、恋に恋しているだけなのでしょうね」 篠宮: 「うーん……僕もそう恋愛のことをわかっているわけじゃないんだが、まず君の想いが重要だと思う」 あにー 「――わたしの、想い」 しょうじ: しのっちを、正面から見据えつつ。 あにー: 「……恋をしたいと思ったなら、難しくても正面から恋をすべき」 あにー: 「……大切なのは、心、想い」 篠宮: 「いや……まずは一度話してみたらどうだろうか?」 篠宮: 「相手の思いに答えられないのなら、きちんと断るべきだし。その上で、付き合うのなら……」 篠宮 「うん……そこから、悩むべきだと思う」 あにー: 「……」 あにー: 「私にラブレターを下さったあの方が、私が機械だと知ってなお私とお付き合いしてくださる確率というのは、客観的に見てかなり低いレベルにある……と思うのです」 あにー: 「でも私が恋をしたいのならば、それを何とかしなければいけない……ですよね」 しょうじ: うじうじはしない、決してうじうじはしない。 しょうじ: 悩みはするが、うじうじはしない。 しょうじ: 前とは、違う。 あにー: 「私が機械である事は、やはり隠しておくべきでしょうか」 篠宮: 「……難しいな」 篠宮: 「ただ、本気で付き合うのならば、いつかは言わなければならない」 あにー: 「……はい」 しょうじ: うなずく。 篠宮: 「さっき言った通り、まず本気で付き合うのかどうか、そこから考えるべきだと思う」 篠宮: 「まだ相手のこともよく知らないんだろう?」 あにー:「はい」 しょうじ: あにーは、言ったあと一人で頷く。 しょうじ: 志は、決まったらしい。 あにー: 「お友達からはじめましょう――まずは、こう言うべきですね」 しょうじ: それは、お断りと言う意味のセリフである。 篠宮: 「柊次第だな。中途半端に付き合っても仕方がないだろうし」 あにー: 「私次第……」 篠宮: 「うん。柊の気持ち次第だ」 あにー: 「――そう、ですね」 しょうじ: にこ、と180APの笑みを浮かべたアニー。 篠宮:「……その笑顔にやられたのかな」 あにー: 「私は、自由になれたんです――自由になれた以上、私は自分で何かを決めていかないと……」 あにー: 「?」 しょうじ: うりん? 篠宮: 「ああ、いや。あまり会ってないのにラブレターを送ってきたというのは、一目ぼれの類かと思って」 あにー: 「一目ぼれ……」 しょうじ: 何か思うところがあったらしく、一瞬だけ顔を曇らせかける。 しょうじ: だが、ふるふると首を振りなおした。 あにー: 「……顔は作り物だけど、笑顔は作り物じゃないですからね」 あにー: 「それに、この顔も私の一部です」 篠宮: 「なに、形なんてものは誰にとってもそうだよ」 篠宮: 「男は顔だけじゃない、なんて言うだろう?」 玲音@SD: 篠宮は冗談ぽく言った。 あにー: 「はい」 しょうじ: 冗談とは取らなかったらしい。 あにー: 「――私、とりあえずお話してきます」 篠宮: 「うん、話してくるといいよ」 篠宮: 「まだどんな人かもわからないんだ」 あにー: 「はい――ええっと」 しょうじ: お兄ちゃんはやめてくれと言われたので、どう呼ぼうか迷っているらしい。 篠宮: 「これまでどおりでいい。確かに柊は妹みたいな気もするが」 篠宮: 「実際にそう呼ばれると、さすがに恥ずかしい」 あにー: 「――わかりました、しのっち」 しょうじ: にこ、と再び笑顔を浮かべた。 あにー: 「それじゃあしのっち、私はその人を理解しにいってきます」 しょうじ: 立ち上がる。 篠宮: 「ああ。と、そうだな……」 玲音@SD: 篠宮はちょっと考えている。 あにー: 「?」 篠宮: 「……いや、柊に任せる。自分の思いをきちんと伝えてくるといい」 あにー: 「はい♪」 しょうじ: 嬉しそうに、言葉を返した。 しょうじ: ――と、こんな感じで。 玲音@SD: あい。ではここで。 /*/ 玲音@SD: お疲れ様でした。 しょうじ: いえいえ、ありがとうございましたー。 玲音@SD: やっぱりしのっちもどうしたらいいかわからなかったなw しょうじ: うん、だがまあ何とか話のめどは立ってきたw しょうじ: ホントは、ここでしのっちの話をいったん終わらせめっちぃの話あたりにでも移ろうかなと思ってたからなぁw 玲音@SD: なるほど。それもまた面白かったかもしれんね。 しょうじ: うん、そうだな……確か、次は時雨さんの話だったか しょうじ: それが終わったあとの日常ゲームは、ちょっと別のキャラクターとの掛け合いで行ってみるわ。 玲音@SD: あいっす。ではリザルト。 玲音@SD: 関心度はそのまま。関係値+50 しょうじ: うぃ、ありがとうございますー>リザルト しょうじ: めっちぃ相手だったら、APはいらないんだっけ?>知り合いとのコミュゲーは、APを消費しない 玲音@SD: うん。APは自分でNPC作ってやる場合なので。 しょうじ: なるほど、了解です。 玲音@SD: んでは解散ということで。またよろしくー。 しょうじ: うん、それでは今日はこれくらいで――今日もありがとうございました、それではー *
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/1773.html
呼称:あにぃ 人物 女性元実況者。実生活では受付の仕事をしている。 現在は引退している。 実況の特徴 「1人で留守番偉いね」と褒められたエピソードを示すがごとく、大変幼い声で実況する。 動画内では実況主が謎解きをしたり、敵を倒したり等する度に 「~できて偉いね」といったコメが流れる。 動画 一人で留守番偉いねと電話で褒められた受付がFF9を実況 一人で留守番偉いねと電話で褒められた受付がドラクエ8を実況【完結】 一人で留守番偉いねと褒められた受付が零~紅い蝶を実況留守番怖い あにぃさんのことが大好きです。だってあにぃさんが夢にも出てくるもの。 -- あにぃさん大好き (2011-01-26 17 20 16) コメントのないあにぃ動画は淋しいよ。 -- 消える1日前に知った (2011-05-15 17 24 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animaninou/pages/20.html
大まかな組み分け 大まかな組み分け 小さな組み分け 解説 「セリフ、引用箇所」、(発言者)『出典』 表 + ... なんか中に文章入れるやつ (文字リンク例) 団体戦
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3910.html
『れいむの超母性』 20KB いじめ 虐待 愛情 赤ゆ 透明な箱 幻想郷 現代 虐待人間 うんしー ぺにまむ 虐待です 初です れいむの超母性 現代?幻想郷?気にしないで!とりあえず妖怪はいます 既存の設定を無視してるかもしれません、っていうか多分してます ゆっくり虐待です オリジナルな設定があります。 以上を気にしちゃう人は離脱してくだしぃ 『ふぅ、こんなものかな』 一仕事終えた鬼威さんは顔の汗を拭う。 妖怪虐待鬼威さんは【ゆっくりを虐待する程度の能力】を持っており、ゆっくり虐待やそれに関するアイテム作成については大妖怪クラスの能力を発揮できる…らしい。 また、人間にゆ虐を教えてくれたりするので、多くの虐待お兄さんは己のレベルアップやゆ虐を見るために鬼威さんを尋ねるのだ。 そして俺もその一人、鬼威さんのゆ虐を見るためにやってきたのだ。 『鬼威さん、これで完成ですか?』 加工所印のお汁粉缶【ゆん汁】を手渡しながら労いの言葉をかける。 目の前には透明な箱2つを透明な筒でつなげたような装置がある。筒は長く20m近くはある。 箱の片方は木製の台座の上に置いてやや高い位置に、もう一つは地べたに直接置いている。 まるで流しそうめんの滑り台のようだが虐待鬼威山が作ったのだ、見た目ほどシンプルではないだろう。 鬼威さんは【ゆん汁】をごくごくと飲み口を開く。 『ああ、ゆっくりは準備できてるな?』 その質問に対し、俺は透明な箱を持ち上げてみせた。 中にはサッカーボール大の成体れいむとゴルフボール大の赤れいむが入っている。 鬼威さんがいうには今回は母性の強い母れいむとそのこどもを使うつもりらしい。 「おねがいしますうぅぅぅう!!このこをかいゆっくりにしてあげてくださぃぃぃい! もうこのこしかいないんですうぅぅう。おっとのまりさもほかのこたちもえいえんにゆっくりしてしまいましたああああ! れいむはどうなってもいいですからぁぁああ!ちゃんとしつけてありますからぁぁあああ!!!おといれのばしょもわかりますぅぅう! にんげんさんにめいわくかけませんんん!」 「ゆゆーん!きゃわいきゅってぎょめんにぇぇぇえ! れいみゅのうんうんみしぇてあげるにぇ!うんうんでりゅよっ!いっぱいでりゅよっ!うんうんしゃんもっおでかけしゅるよっ! しゅっっっきり~!れいみゅのうんうんながめりゅなんてとんっだへんたいしゃんだにぇえええ! でもかんっようなれいみゅはそんなへんたいくそにんげんでもどりぇいにしてあげてもいいよ!れいみゅってやっちゃちぃぃぃい! しゃっしゃとたくしゃんあみゃあみゃもっちぇきょい!しゅぐでいいよ!しょしちゃら ゆっくちちにゃいでしんでにぇえぇぇえ!!」 『ヒャア!虐…』 『鬼威さんちょっと待って!今潰しちゃ駄目ですって!』 『おっとあぶない…すまんな、あまりのゲス饅頭っぷりに…』 『いえいえ…では、さっそく…』 鬼威さんは頷き、れいむに声をかける。 『おい、れいむ、お前とそっちのチビを条件次第で飼いゆっくりにしてやってもいい』 「ゆゆーーん!ありがとうございますうぅぅぅう!!いっしょうけんめいかいぬしさんをゆっくりさせますぅぅぅう!おうたもおどりもできますうぅぅう!」 「やっちょれいみゅのかわいしゃにめりょめりょににゃったんだにぇ!ゆっくりしないであまあまもっちぇきょい!くそどりぇい!しょちてちね!」 あの親れいむは赤れいむの言葉遣いになんとも思わないのだろうか…あ、鬼威さんの握りしめた拳から血が滴ってる。 『まあまてよ、条件があるんだ。母性の鏡のようなゆっくりとそのおちびちゃんしか飼うつもりないんだよ』 「れいむはぼせいありますぅぅう!おちびちゃんをたいっせつにそだててきましたあああ!」 「なにぐずぐずしてるりゅ!くそどりぇい!しゃっしゃちょもっちぇきょい!」 大切にはしてたんだろうな。このゲス赤れいむっぷりを見れば分かる。が、例えトイレの場所を覚えられたとしても、こんなゲス要らんだろ。 『じゃあ、今から母性のテストをする。それに合格したら飼ってやるよ。』 それの言葉を合図に、俺は親れいむを上の箱に入れる。 「おそらをとんでるみたーい!おちびちゃんといっしょにいさせてね!ゆっくりさせてあげられないよ!」 鬼威さんは赤れいむを下の箱に… 「こにょおしょりゃはりぇいみゅのもにょだよっ!ゆべっ…きゃわいいりぇいみゅになにしゅるんだあああああああ!!あみゃあみゃもって…ゆぴっ!くしゃいいいいいい!!」 投げ入れ、ついでにさっきしたうんうんを顔面に叩きつけていた。 鬼威さん、相当ビキビキきてたんだろうなぁ。 鬼威さんは両手をパンパンと叩いき言う 『これより試験を始める!』 そして親れいむの箱を覗き込みながら壁の一面を指さす、そこには管がつながっていて下の箱まで向かうことができる。 『そのトンネルをくぐっておちびちゃんのところに行くといい。おちびちゃんのところまで辿りつけたら飼ってやるよ。毎日ケーキやチョコレートを沢山あげよう。』 「けーきさんやちょこれーとさんはゆっくりできるよ!ゆっくりいそいでいくよ!」 どっちだよというつっこみはしない。 「おきゃあしゃんがんびゃれーーー!」 『まあまてよ。もし、途中でリタイア…つまり、もうやめるって言ったら母性が無い上にうそつきゆっくりとみなして、お前を永遠にゆっくりさせる。 そしておちびちゃんも苦しめた末に永遠にゆっくりさせる』 「どぼしてそんなこというのおぉぉぉお!永遠にゆっくりだなんてゆっくりできないよぉぉお!!!」 どっちだよ。 『母性の強いれいむなら大丈夫だろ、おちびちゃんのところにいくだけで飼いゆっくりだぞ!』 「ゆっ!そうだね!おちびちゃんのところにいくだけだもんね!おちびちゃんまっててね!」 飴と鞭を交互にちらつかせて言うことを聞かせるといいのか、俺はメモをした。 れいむは透明な箱から透明なトンネル(筒)へ足をゆっくり踏み出す。 「そろーり…そろーり…」 透明な足場に不安感があるのだろう。そろーりそろーりとトンネル内部を下っていく。 『で、鬼威さん、どうなるんですか。ただの透明トンネルってわけじゃないんでしょう?』 『そりゃそうだ。単純に見えてギミックはちゃーんと仕込んでいる。ほれ、そろそろ』 「そろーりそろーり…ゆっ?とんねるさん!れいむのかみのけにさわらないでね!やめてね!」 傍から見るとれいむの髪の毛が壁面や天井にひっついている。 『なんか粘着性のトラップですか?』 れいむは体をぷるんぷるんゆすって剥がそうとしているが 『細かな溝や出っ張りがあってな。ゆっくりが動けば動くほど、触れれば触れるほど髪の毛が引っかかるんだ。』 細かな溝や出っ張り…そんなものがあるなら一目で分かると思うんだが…わからない。どう見ても透明な筒だ 光の屈折率まで考えてあるのか、まさに匠の業だ。 「ゆぎぃぃぃい!おにいさんたすけてええええええ」 『いいのか?そんなところで諦めるのか?お前の母性はそんなものなのか?そこで諦めるならお前らを永遠にゆっくりさせなきゃならんのだが』 「ゆっ!それはゆっくりできないよ!おにいさんは手を出さないでね!」 じたばた暴れるれいむ、髪の毛がどんどんひっかかっては千切れ、あるいは根元から抜けていく。 「ゆっやべて!とんねるさんやべてえええ!」 と、突然ぶちんぶちんと二房ほどごっそり抜け、斜傾したトンネル内部を少し滑り落ちる。 その勢いで細かな髪の毛も引っかかってはブチブチ音を立て千切れ、れいむはようやく自由を取り戻した。 が、すでにれいむの頭は所々禿げ上がってしまったし、中途半端にちぎれた部分もあり不揃いになってしまう。 「ゆわあああああ!!れいむのかみのけがあああああ!ゆっくりできないぃぃぃい!」 『おいおい、髪の毛がなくなったぐらいで騒ぐなよ。トンネル抜ければあまあま食べ放題だぞ!』 「ゆぅうぅぅ…そうだよ…れいむはっれいむはとんねるさんをぬけるんだよ…ひっく…」 ひとしきり泣き叫び、再度トンネル進む 「ゆっ…?くしゃいぃぃぃいぃいい!!!なんなのこれええええええええええ!!ゆ゛ごっ…ぐぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ」 れいむが餡子を吐き出しそうになるが、吹き出すのを我慢しまるでぷくーしているように膨らむ。 目を白黒させるレベルでは無い。眼球が左右バラバラの動きを始めぐるんぐるんと回転する。 顔色が悪くなったどころでは無い。「体の内側に何かがいて出てこようとしてるのではないか」と思わせるほどに、ぼこんぼこんとこぶができてはひっこむのを繰り返している。 体中から砂糖水の汗を滝のように垂れ流す。 最初の仕掛けで無事だった髪の毛もしなびてパリパリになり、多くが抜け落ちていく。残ったのは両のピコピコとおりぼんがひっついてる部分だけであるがそれすらも白くなりゴワゴワだ。 しーしー穴からも絶えずちろちろとしーしーが垂れ流しである。 『何がおこったんですか?』 『ああ、あの部分はゆっくりぱちゅりーを10年間延命させながら苦しめ続けて殺し、その記憶餡から抽出した特性のエキスを20倍に薄めたものを塗布してある。その死臭を嗅いだゆっくりは記憶餡にぱちゅりーの記憶が書き込まれるんだ』 ゆっくりは死にやすく愚かな生物(なまもの)だ。だから種を保存するためか永遠にゆっくりしたゆっくりは、「その場所は危険だ!」というサインを【死臭】という形で遺すらしい。らしいというのは人間には感じられないからだ。 酷い潰れ方をした場合それだけ強い匂いが残るし、強い匂いであれば【なにが原因で死んだか】までわかるそうだ(もっとも、すぐ中身を吐き出すなりうんうんしーしーとして外に出すなりパニック起こして自分の都合の良い記憶に改竄して忘れるのでこの能力は無駄になっている)。 またゆっくりの寿命は平均2年である。体の弱いぱちゅりー種は1年6ヶ月程度が平均か。そんなぱちゅりーを延命させながら10年間苦しめたと鬼威さんは言ったのだ。 というか、そんなことどうやったのだろう。さすが虐待鬼威さんそこに痺れる憧れる。 『20倍ですか…原液をぶっかけたらどうなるんですか?』 『爆発するよ、木っ端微塵になる。20倍に薄めてても赤れいむだったらお陀仏、成体でも貧弱なゆっくりは耐えられないな。あのれいむは母性と根性で耐えてるようなものだ。』 『はぁ…爆発…ですか…。あとで少しわけてもらえます?』 『いいとも』 そうしてるうちにれいむの様子が変わってきた。ぼこぼこ現れては消えるコブの動きがよりいっそう激しくなる。れいむは両目をきゅーーーっと瞑り眉を寄せ必死に耐えている(もっとも眉毛なんざとっくに9割以上抜け落ちてしまったが)。 瞬間 「ゆ゛っごぉ゛っ…ブバッ」 片目の瞼がボコンッと音を立てて膨らみ…しぼんだ。 叫び声を上げたときにわずかに開いた口から霧状の餡子が吹き出しトンネルを汚す。 『これ終わっちゃうんじゃないですか?』 『いや、そろそろ、3・2・1…』 鬼威さんがゼロと言った瞬間、爆ぜた。 れいむのあにゃるとまむまむがだ。 まさかゆっくりが「ボシャアアアッ」なんて良い音を立てて水っぽくなったうんうんを放射するのを見ることになるとは思いもしなかった。 その勢いでれいむはトンネルの中を3mほど前方に吹き飛び、匂いポイントは抜けることができた。 れいむが今まで歩いてきた約7mのトンネルと透明な箱が水っぽい餡子まみれになってしまっているし、スタート地点の透明な箱の壁面にゆっくりの尻の皮が張り付いている。 『なにがおこったんですか?』 さっきからこればっかり言ってる気がする。 『ゆっくりがゆっくりできない記憶とともにうんうんを出すのは知ってるだろ?それの激しいバージョンだと思えばいい、同時にまむまむからも餡子吹き出したな。もうあのれいむはおちびちゃんをつくれない』 『水っぽいのは?』 『素早くうんうんを出すためと、遠くにうんうんを処分しようとして激しい反応が起きたんだ』 動画で色々なゆ虐を見たつもりだが、水を飲ませるようなゆ虐以外でこんなうんうんを出すなんて見たことがない。 これほどのゆっくりできない記憶…おそらくこの世でしらない方がいい情報のトップ5に入るのではないだろうか。 「ゆんぎゃあああああああああああ!!れいぶのまむまむがあああああ!!あにゃるがああああ!!おべべがあああああ!まりさあああぺーろぺーろしてえぇぇええ!」 すでに永遠にゆっくりしたまりさに助けを求めるほど錯乱している。 一気に水分が抜けたからか体表はカサカサ。 左目からぐちゃぐちゃの寒天目玉の残骸がだらりとはみ出ていてすごくエグい、まぶたが膨らんだ時に破裂したのだろう。 あにゃるやまむまむが爆破拡張され皮が千切れ吹き飛び、一つになってしまった。破れた部分から中身の餡子が見える。 なんとなく尻がキュンっとなった。 ずっと噛み締めていたのであろう飴細工の歯は、噛み締めすぎてどれもがひび割れている。 「おきゃあしゃああああああああああああああん!!ゆっくりしちぇね!ゆっくりしちぇね!!」 さすがのゲス赤れいむも親がただごとではない状況であると思ったのだろう。というか、こいつさっきの破裂音まで涎垂らして寝てたし何様のつもりなんだか。 とうとうれいむのあんよが止まりびくんっびくんっと痙攣しつづける。 「ゆ゛っ…ゆ゛っ…ゆ゛っ…ゆ゛っ」 『もう駄目っすかね?おーいれいむーれいむー』 『ふむ、まかせてみろ。おいれいむ。お前が死んだらおちびちゃんも永遠にゆっくりすることになるぞ!お前はおちびちゃんを飼いゆっくりにするんじゃなかったのか?おまえの母性はそんなものなのか?』 鬼威さんの言葉と赤れいむの声援によってれいむの目に、生気が戻った。 「そう…だよ…れいむは…おちびちゃんを…しあわせーにして…あげるんだよ…。だって…おかあさんなんだから…。ゆ゛っ」 そう言い、再度ずーりずーりならぬずりっずりっと動き始める。 『なるほど、母性を刺激したんですね』 『そうだ、ゲスゆっくりだとここで『おうちきゃえりゅうぅうぅ』とか言って終了だったな』 全体の4分の3に差し掛かったころだろうか。 「ゆぅ…なんだかねむいよ…すこーしだけ…すーやすーや…するよ…」 『あれっ寝ちゃいましたよ。』 『問題ない、あのポイントはラムネ成分が含まれてるんだ。まぁ見てろ、ゆっくりと、な』 『はぁ』 にやりと笑う鬼威さんの言葉に間抜けな返事を返すしかなかった。 「おきゃーしゃんいにぇむりしゅるにゃああああ」 赤れいむが大騒ぎするが、れいむは目覚めない。これまでのゆっくりできない経験で疲れきっているからだろう。 少しの間待つとトンネルの中がおかしくなってきた。 『なんか煙ってません?』 『そろそろだ』 『あっ』 「ゆっ…なんだかあついよ…ゆっ?ゆわああああああああああああああ!!!!ひさんだあああああああああ!!れいむのおりぼんからはなれてねええええええええええええ!!」 「ひしゃんはおきゃあしゃんからはにゃれりょおおぉおおお!!ぷっきゅぅぅうぅぅう!!」 れいむのりぼんに火がついた。赤れいむはプクーしてる。 『自然発火…ですか』 『そうだ。あの部分は光を集めやすいように設計してある。』 鬼威さんの技術力には全く舌を巻く。 「ひさんやめてねえええええええええ!!あついよっ!!ゆっくりできないいいぃぃぃいい!ごーろごーろしてけすよっ!ごーろごーろできないいいぃ!」 水を使わない消し方の知識はあったようだが、狭いトンネルでは上手くできない。火はれいむのおりぼんをゆっくりと燃やしていく 「ゆぴぃぃぃいいい!!!!ひさんれいぶのおりぼんたべないでねええええええええ!」 こちらは比喩的表現ではなく、火が意識を持って物を食べてると思ってるらしい。ゆっくりんぴーすの阿呆どもは「ゆっくりは詩人だ」とか勘違いしてるようだが。 「ゆべっ!ひさん!ゆっくりしないできえてねっ!ゆぶっ!」 トンネルの天井や壁面に体をぶつけ、あるいは擦りつけて消火をしようとするがなかなか消えない。 集光のための凹凸があるようで、それにぶつかっては体の所々に痣をつくっている。 結局消火(酸素濃度が低くなったからなのかれいむのがんばりの所為なのか定かでないが)できた時にはおりぼんの半分以上ともみあげの片方が灰になり体の大部分が火傷でケロイド状になってしまった。 「れいぶのゆっくりしたおりぼんがああああ…つやつやのもみあげさんがあああ…ゆ゛っ…ゆ゛っ…」 「おぎゃぁじゃぁぁああんゆっぎゅりじでええええええ!!!ゆっぎゅりいぃぃい!!!」 親が火だるまになる後継は赤ゆっくりには刺激が強かったようだ。一心不乱に「ゆっくりして」と叫んでいる。 その言葉に力をもらったのか、れいむは再度ずーりずーりと前進を再開する。 母性ってすごい。 『もう数メートルでゴールですけど・・・まだ仕掛けはあるんですか?』 『もうラストだ。滅多に見られない物を見られるぞ。』 今までのもすごかったが、これ以上にか…なんだろう。 「ゆっ?なんだか狭いよ!」 狭い?どういうことなんだろう。鬼威さんを見るとニヤニヤしている。視線をれいむに戻し観察すると、なるほどゴールに近づくほど内部のトンネルが狭く先細りになっているのか。 だが、いくらなんでもそこを無理矢理通ろうとして圧死…なんてゆっくりでもあり得ない。ゆっくりは痛みに弱いんだから…。 「ゆぎぃぃいい!おにいさん!とんねるさんがちいさすぎるよ!こんなのずるっこだよ!」 ほらね。ぴーちく言い出した。 「ちょっとおにいさんきいてるの!?ここまでがんばったんだからいいでしょ!れいむとおちびちゃんをかいゆっくりにしてね!」 鬼威さんは立ち上がりこう言った。 『何言ってるのお前、バカなの?死ぬの?』 「ゆっ!!だってとんねるさんがせまくてとおれないでしょ!!」 『へー約束破るんだ、じゃあ両方死刑だな』 「ゆっ?」 『いや、だから、お前がおちびちゃんのところまでいけたら、お前もおちびちゃんも飼いゆっくりにしてやる、でも無理だったんだから、潰すしかないわな』 「でもっでもぉぉぉおお!!」 『でもじゃないでしょ。あー、やっぱれいむには【母性】なんてなかったんだね。おちびちゃんが苦しんで死んでもいい程度の【母性】しかなかったんだー。 へー、れいむはおちびちゃんの1ゆんも育てられないのかー大した【母性】だねー、そんなので子育て得意なれいむ(笑)とか言ってるのかー」 おもいっきり母性を強調して挑発 「ゆがあああああああああああああああああああ!!!れいむはこそだてがじょうずなんだああああああああああああ!!!」 『でも、それに失敗して、人間さんに頼みに来て今こんな目にあってるんだよね?じゃあさ、もうこのトンネルを抜けるぐらいのことはしようよ?な?そしたらおちびちゃんもお前もしあわせー!完璧なこそだてができるよ!』 「ゆぐぐぐぐぐ!!」 『それとも、トンネルを抜ける程度のこともできないの?こそだてよりよっぽど簡単でしょ?もしかしてれいむの【母性】ってトンネルをずーりずーりして抜ける事もできない程度なの?」 「れいむはああああああああああああああ!!!ぼせいがあるんだあああああああああ!!こそだてもじょうずなんだあああああああ!!!!!とんねるさんをぬけるぐらいかんっったんだよおおおおお!!!」 軽い挑発でノせることができた ほんとゆっくりって、餡子脳だね! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― とんねるさんどいて!ゆっくりできない!どうしてれいむのじゃまするの! なんでれいむがこんなくろうさんをしなきゃいけないの!? とんねるさんがせまくてくるしいよ!とんねるさんゆっくりしてね!れいむがとおれないよ! もうむりやりとおるからね!いたいいたいになってもゆっくりはんせいしてね!ゆっ!!ゆゆゆゆゆゆーーー!!! きちゅいぃぃぃぃぃぃぃいい!!しぇまぃぃぃぃぃい!!!ゆ゛ごっっ!!!!!!!!!!!! あtaまsaんのなkaでなんkAごりってsiたよ! ゆ゛っ!でぐちさnまでもうすksだね あそkOおまdeいkばkaいうくりだne ??????kaiいうくりっtなndっk? reいmはおttititiちゃんをkaiうくりにsuるんだよ reいmて…daれなの? おtititiびちゃんtなんだっけ なndっけってにゃn… ゆぴっゆpiっゅぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― とうとう出口だ。おめでとうれいむ!れいむの体がトンネルから出てきた時、赤れいむが叫ぶ。 「にゃにきょりぇええええええええ!!!きょわいいいいいいい!!!おもにぜんぶきもいいいいぃぃい!!」 ペットボトルの口程度の大きさの出口から、れいむが・・・いや、もはやゆっくりとは思えないモノが頭を出していた。 饅頭を細長く伸ばしたような細長い胴体に口と目玉がひとつ、その口からは奇声が絶えず発され、隙間から割れた歯が見え隠れしている。 体には髪の毛やおりぼんの残骸がめり込んでいる。 人間の俺から見てもキモい、夢に出そうだ。目玉なんてぐりんぐりん動き、瞳が大きくなったり小さくなったりで忙しない。 『れいむちゃーん!あとちょっとだよーおしりをトンネルさんからぬこうねー!』 れいむのトンネルから出た部分だけがびくんびくん痙攣している。 「ゆ゛っ…ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 赤れいむがおそろしーしーだけでなくうんうんを漏らす 「きょわいよぉぉぉお!!!」 『おいおい、さっきから怖いだのきもいなんて酷い糞饅頭だな。おまえのおかあさんじゃないか!ほら、ここにおりぼんがあるだろ!』 「ゆわぁぁああ!?おきゃーしゃんにゃの!?ゆっくち!ゆっくちしてええええええ!」 『中枢餡の圧迫・変形で障害を起こしてるんだ、もう長くないし治療もできない、俺の能力を使えば別だがね』 『自ら中枢餡にダメージを与えてでも…なんて、大した母性ですねー』 「にゃにぶつぶついってんだああああああ!!!くしょにんぎぇえええええええええん!!おきゃーしゃんをもちょにもどょせええええええええええ!!」 『でもさー』 鬼威さんが赤れいむに顔を近づけて言う。 「でもじゃにゃいいいいい!!はやきゅしりょぉぉおお!!! 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 痙攣の速度がどんどん早くなってきている。そして…それは… 『面倒くさいじゃん?』 唐突に…停まった。 『はーい、れいむちゃーん チャレンジ失敗!またきてね!またなんて無いけどさ」 「おきゃあしゃぁぁあああああん!!!!ゆわああああああああああん!!」 言いながらすーりすーりをしようとするがその前に鬼威さんが人差し指と親指でつまみ上げる 「おしょらをとんでりゅみちゃーーーい!!ゆわあああああああああ!はにゃしぇくしょにんぎぇえええええん!!」 『お前、死刑だから』 「ゆっ…!?」 『いや、だから、死刑、潰すってこと、お前ら風に言えば永遠にゆっくりさせるの』 「ゆゆっ…!?」 『ゆゆっじゃねえよ!』 「ゆっぴいぃぃぃいい!!やびぇりょ!れいみゅにいちゃいこちょしゅりゅにゃぁあああ!」 指に力を込めて締め付ける、赤れいむはぐにぃぃっと変形していく。そして…力を抜く。 「ゆぴぃっゆぴぃっやみぇっりょっ…!ゆぴっ…」 力を入れる。抜く。入れる。抜く。入れる。抜く。 赤れいむは非常に痛がりかつ中枢餡も柔らかいので中枢餡に障害をもたせないギリギリを狙うのは本当に難しい。 赤れいむは素人目にはやばいぐらい変形しているが、そこは鬼威さんの匠の業、本当にぎりぎりを狙っている。 そして今までより長い時間力を込め続けると… 「ゆびぃぃぃ!りぇいみゅ…ちゅぶっ…ちゅぶっ…ちゅぶっ…」 お…!お…!!お…!!!キタ!?キタよな!?絶対クるよな!!? 鬼威さんと目が合う、互いにニヤリと意思疎通。 さあ、みなさんご一緒に!! せーーーーーのっ 「『『ちゅびゅれりゅぅぅぅぅぅぅぅうう!』』」 ちゅびゅれりゅーいただきましたー! 赤れいむを宙に放り上げ 「おしょりゃを…」パアーーーーーン!!! 鬼威さんとハイタッチ!その手と手の間には赤れいむちゃん!赤れいむちゃんもハイタッチ! やったね!2人と1ゆんの気持ちがひとつになったんだ!もう赤れいむちゃんいないけど!! 『今日はありがとうございます鬼威さん。いい体験できました。それにおみやげまでもらっちゃって・・・』 『なんのなんの。またいつでもきてくれよな。新しいアイテムも作っておくからさ。』 『こんど俺がなにかごちそうしますよ、ではまた。』 俺の片手には例の【鬼威さん印のぱちゅりーエキス10年モノ】の入った小さなツボ、もう片手にはぴーぴー騒ぐ赤ゆっくりがみっちり入ったバケツがある。 こいつらでどんな虐待をしてやろうかと思うと、ワクワクが止まらない。 俺は家路を急いだ。 あ、そうそう、潰したれいむと赤れいむだけど、舐めただけで糖尿病にでもなりそうな甘さだったから野良のゆっくりにあげたよ! 俺ってやっさしーい、アイツらもうチョコレートやケーキ食っても「げろまずー」って言うんだろうな! あとがき 初SS初投稿という。 ゆっくりが「自分の力で圧死する」のを見たくて書きました。 なんかキャラクターのしゃべりが安定しないような…途中のれいむが自力圧死していくところのれいむ視点、もっと良くできんもんかねw byトンネルあき …とでも名乗っておきますか
https://w.atwiki.jp/live2ch/pages/539.html
/ 2019年01月14日 (月) 16時41分37秒 ◆質問時に書いてほしいこと 説明 OS・アプリ・周辺機器 どのような環境なのか、なにを使用しているのか 具体的な状況 なにをしたのか、どう設定したのか、どうしたいのか ◆質問時に避けたい表現 説明 エラーが出ました どのようなエラーが出たのか正確に書く 解説のとおりにやりました なにをやったのか、念のため書く いろいろやりました なにをやったのか具体的に書く それはもうやりました 自分がやったことは最初に書く ※URLを含むコメントを投稿したい場合は、「http」ではなく、「ttp」と記述していただくようお願いいたします。スパム対策で「http」を含むコメントは投稿できないようにしています。 ※コメントの投稿に失敗する場合があります。そこで、念のためコメントをコピーしてから投稿することをお勧めします。やり方は、Ctrl + Aを押したあとCtrl + Cを押します。投稿に失敗した場合は、Ctrl + Vでコメントを貼り付けて再度投稿してください。 2019年 名前 コメント ↓おっしゃる通り録画機能の方だとなぜかその設定がないです。 一応PS4の編集アプリのシェアファクトリーのトラック2を使えば、 録画した後の段階でPS camera映像を入れることは可能ですが、 多分そういうのは希望のものとは違うと思いますし…。 キャプボがあればできますが、PS4の録画機能だとリアルタイムで カメラ映像を入れる方法がないんじゃないかと。 -- 名無しさん (2019-01-14 16 41 37) PScameraを使って 録画機能で顔出しも含めて撮影したいのですが、できますか!? 配信ではできると記載があったのですが 録画だと難しいのでしょうか、、、!? -- お (2019-01-13 22 39 24) 2018年 っさん ありがとうございます。 たしかに、ちょっと画像が小さすぎて見づらいのがありますね…。 既存の記事については画像をアップしなおさないとダメなので きついですが、今後新規に画像を作るときは可能なかぎり 見やすい画像をアップするようにします。 -- 管理人 (2018-02-14) 記事内の画像は適宜、大きな画像へリンク貼ってくださるとありがたいです。 -- っ (2018-02-12 21 02 34) 2017年 ↓音声というのはマイク音声のことでしょうか。 それならばSHAREfactoryで動画編集する時に PS4にマイクをつなげて ナレーションのようにしてマイクの音を入れることは出来ます。 録画の時点で、PS4でマイクを別に録音したいということであれば、 それは出来ないです。 -- 名無しさん (2017-10-04 00 11 33) シェア機能で、映像と音声を別々に録る事はできますか? -- 名無しさん (2017-10-03 23 46 24) ↓ゲーム内のオプションで相手のボイチャの音量を 調整できるなら、それをいじると良いかもしれません。 パーティーを作成している場合は、「パーティー設定」→「音声ミックスを調整する」で 「パーティーの音声」の方にスライダーを動かしてみてください。 -- 名無しさん (2017-05-19 20 05 41) PS4の録画機能を使用してフレンドとゲーム実況したいと思っているのですが、 僕の声は適切な音量なのですが、フレンドの声が録画した動画だとすごく小さいです。 逆にフレンドが録画した動画を確かめると、僕の声が小さくフレンドの声が大きいです。 どのように設定すれば、僕とフレンドの声は同じ音量で録画されますか?? -- 名無しさん (2017-05-18 23 54 00) 2016年 情報提供ありがとうございます。テキスト部分だけ修正しました。 -- 管理人 先日のアップデート(4.00)から シェア機能の録画時間が最大60分に延長された模様 -- 名無しさん (2016-09-15 10 11 30) 情報ありがとうございます。修正しました。 2015年12月のアプデでタイムベンダーが追加されていたんですね。 -- 管理人 早送りもスローモーションもできますよ -- あごあごあごあご (2016-08-09 16 39 46) ↓SHAREfactory内の楽曲を使ったということであれば、 それはYouTubeのContent IDという仕組みが誤爆したのだと思います。 自分は経験はないですが、たまにYouTube側が間違えて 著作権侵害の警告メールを送ってくるっていうパターンです。 異議申し立てをすればペナルティが解除されるかもしれません。 -- 名無しさん (2016-07-26 19 53 11) 著作権問題がクリアになったと 書かれているのですが SHAREfactory内の楽曲を使用した動画を youtubeに投稿したところ 楽曲に著作権侵害の問題があるといった通知が来ました。 著作権がクリアになっているのであれば SHAREfactory内の楽曲も著作権侵害の問題が無い! という解釈をした私が間違いだったのでしょうか? 回答よろしくお願いお願いします… -- 名無しさん (2016-07-26 19 39 36)
https://w.atwiki.jp/trtc/pages/14.html
ようこそ7人倶楽部へ 新しく入会される方、こんにちは。7人倶楽部に参加するにあたってのオリエンテーションを、ここにまとめます。 ご一読の上、積極的に倶楽部活動を楽しんでください。 まずはよく知ろう 7人倶楽部は、ルールと価値観を共有し、部員との出会いやその多様性を楽しみつつ遊ぶ組織ゲームです。 ゲームですので、遊び方と目標を知らないと楽しめません。ぜひこのwiki、とくに7人倶楽部のしくみと方針をよく読み、理解してください。わからないことがあれば遠慮なく、部員にきいてみましょう。 入会の条件について 入会には、以下の4つの条件があります。すべてに同意できる場合のみ、入会が認められます。 これを確認するために、初回参加時に入会の儀が行われます。ここで4つの項目に同意すれば、めでたく入会成立となります。 7人倶楽部のしくみを理解し、内容に同意すること。 投票、新人勧誘、wiki更新などの義務をちゃんと行う責任を持つこと。 Twitterアカウントを持っていること。 過去に7人倶楽部に入会したことのある人は、入会できない(ただし中退者を除く)。 部員の役割 原則リーダーも上下関係もない、フラットな組織形態が特徴の7人倶楽部ですが、持ち回りで役割があります。役割にあたったときは、責任を持ってその務めを果たしましょう。 新人は初めての投票で、開票&読み上げを行う。 元新人(2番目に新しい人)は、投票管理者。投票時に投票グッズ(投票箱、ペン、投票用紙など)を用意し、新人の開票をサポートする。(やり方は→投票の準備) 新人を入れるべき部会にいちばん誕生日が近い人は、新人紹介管理者。新人の確保をコーディネートし、その責任を担う(必ずしもコーディネーターが連れてくる必要はない) 紹介者(新人を連れてきた人)は入会の儀を新人に対して行う。 千円札を数枚用意 部会での飲食などの費用は、都度都度割り勘となります。幹事役になってくれた人のお釣りが不足しないよう、細かいお金を準備しておくと、高ポイントかもしれません。 .
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1144.html
南の島のまりさ、南の島の生命賛歌、南の島の葬送行進曲 南の島の風葬墓、南の島のスカーレットクロスの続編です。 いろいろ独自設定が入っています。ご注意ください。 南の島のまりさシリーズ追補編3 『南の島の天の河』 みんなの死体、ろりすの死体、そして我が子の死体… 風葬墓はまるで古代の様相を取り戻したかのように死臭にあふれていた。 そして、その中で息をする三匹のゆっくり… るいずは傷ついた体を床に横たえ、何も言えず、ただ視線を中に浮かせていた。 そして、しょうとなずーりんは、盟友同士は、片方は力のない、怯えた視線を、もう片方は憎 悪の煮えたぎった視線を交わしていた。 「しょう…ごめんよ…」 最初に沈黙を破ったのはなずーりんだった。同志と呼ぶことをすっかり忘れていた。 「殺すつもりはなかった…分かるよね?殺されたくなかった…」 しょうは何も言わず、涙を流しながらなずーりんをにらみ続けていた。 なずーりんは逃げ出したかった。脱兎の如く逃げ出したかった。だが、今逃げれば殺されるの ではないか?その恐怖がなずーりんの心を鷲づかみにして放さなかった。 「すまない…」 なずーりんはもうそれ以上何も言うことができず、その場にうずくまった。洞窟中の空気がす べてなずーりんにのしかかっているかのように重たかった。 「…なんで…こんな……ゆっくり…できない…」 しょうは絞り出すような声でそれだけ言うと、潰れてしまった我が子のもとで泣き崩れた。 なずーりんは少しだけほっとした。あのまま無言でにらみつけられているのが、一番ゆっくり できなかったからだ。 「おちびちゃん…あんなにゆっくりした…おちびちゃん…ごめんよ…おちびちゃん…ごめんよ …るいず…」 しょうはひたすら「ごめんよ」を連呼しながら泣き続けた。 るいずはずりずりと、怪我したあんよを庇いながら、這いずって来ると、子しょうの亡骸を何 回かぺーろぺーろしたが、すぐに無駄を悟ると嗚咽を漏らし始めた。 そこへやっとふぁらんくすの生き残りがやって来た。なずーりんはその姿を認めると安堵した。 しかし、巣内の惨状に、ふぁらんくすのゆっくりたちはとてもゆっくりできなかった。 「どぼじでみんなえいえんにゆっぐりじちゃっでるのおおおお゛!!!」 「ありずのどがいはなあがじゃあああん!!どこおおおおお!!」 「れいむ!目を覚ましてね!まりさだよ!!!ぺーろぺーろするよ!!ぺーろぺーろ…どぼじ で目を開けてぐれないのおおおお゛!!!」 「ちぇえええええええええええええええええええええええんっ!!!」 しょうはただ泣きながら、子しょうの散った花飾りを集めていた。 「同志しょう、どうか落ち着いてほしい。僕が巣の守りを疎かにしたばかりにすまない。だが、 同志しょうのおちびちゃんの犠牲によって群れは救われたのだ。これは…」 その一言が余計だった。捕食種による攻撃は仕方のないもの、なずーりんの行動も他に方法が なかった、しょうはそう思っていた。しかし、なずーりんの不用意な一言によって、抑えてい た感情が爆発した。盟友だと思っていたなずーりんにとっては、群れのみんなも、しょうの子 供も、そして恐らくはしょう自身も、どうでもいい存在になっていたのだ。 「ばかかああああ!おばええええ!!だれがすぐわれだあああ!?みんなじんだぞっ!!!」 爆発した感情は暴力となり、しょうは全力でなずーりんに体当たりをした。 「みっぎいいい!!!」 なずーりんはしたたかに岩に打ち付けられた。 「なんでおばえはながない!?みんなじんだぞ!!なんでだあああ゛!!!」 「ゆぐ!!!やべで!!!やべでえええ!!!」 なずーりんの嘆願を聞かず、ただひたすらなずーりんに体当たりを続けるしょう。 なずーりんは泣きじゃくり、その口から、傷口からチーズが飛び出す。 「ゆぎゃああ!!!おい゛!!ふぁらんぐず!だじゅげろ!しょうをだいほじろ゛!」 なずーりんは思わずふぁらんくすに助けを求める。 「助けろ!!お前ら!!…どうした!!動け!!何をじでいる゛!!!」 だがふぁらんくすは動かなかった。もうしょきちょうのために動くことの意味が誰も分からな かった。 「じね!!じね!!じねええ!!!」 「ゆぎゃああ!…ゆべ!…うぎゅう!…やべで!」 しょうは体当たりを続けた。傷口が開き、潰れた目から再び透明な汁が出てきたが、構わず体 当たりを続けた。 「ばが…ばがああ゛…なずーりんのばがあ゛……」 「いじゃいいいいい゛だじゅげで…だずげで…」 しょうは体当たりを止めた。助かったのか?とばかりに後ろを振り返るなずーりん。 「出てけ…」 「しょう?」 月の光が逆光で、しょうの顔は見えなかった。 呼吸を整えたしょうは静かな、ただし異論を挟ませぬ口調でもう一度言った。 「…出てってください…なずーりんは…殺せない…お願いだから…出て…て…ゆっぐりしない で出てって…」 もうしょうには憤怒の表情はなかった。ただ泣きじゃくっていた。 なずーりんはもう一度、助けを求めるかのようにふぁらんくすを見たが、彼らは自分の家族の 亡骸を探すのに必死だった。 なずーりんは力のない足取りで、崖の風葬窟から出て行った。 赤い満月は、天高く上り、青い光を島に投げかけていた。 弁舌の力で権力を手に入れたなずーりんは、舌禍によって全てを失った。 6月 雨季になり、島の降雨量は増えた。 この頃、若ぱちゅりー率いる海岸の群れは、個体数も全盛期の八割を越えるまでに回復し、新 しく発見した横穴にゆん口の一部を分散させることで、群れの防御機能を損なうことなく、居 住空間にも余裕を持てるようになった。 また、まりさ種が減少したために、れいむ種、ありす種、ちぇん種、そして最近になって数を 増やしてきたみょん種が狩りに積極的に出るようになり、彼らの体にも島の環境への適応が見 られるようになってきた。 それまで、夏場の日光はゆっくりから水分を奪うだけでなく、強い紫外線による皮の光劣化を もたらすため、まりさ種以外のゆっくりは外出を控えてきた。光劣化した皮はがさがさになり、 餡子からの水分蒸発が発生するため、そのままの状態で屋外活動を続けることは高確率での死 を意味してきた。 しかし、屋外活動用のモンパノキ帽子の開発、まりさ種の急速な減少による食糧事情の悪化は、 それまで外出を控えてきた他種による狩りを促した。その間に、屋外の環境に耐えられず、ゆ っくりしてしまう個体も生じ、過酷な屋外環境で短命に終わるゆっくりも多かった。 その一方、他種が屋外に出るようになったのが晩秋の弱い太陽光線下であったことが、屋外環 境への漸進的な適応を促した。結果的に生じたのが体色の黒化である。 焼き饅頭とでも表現するべきだろうか? 褐色の肌を持ったれいむ、みょん、ありす、ちぇんたちは、昼の太陽光線下での活動性、光劣 化への耐性が大幅に向上し、海岸の群れの食料収集効率は急上昇した。 この現象は依然として大きな帽子に頼るまりさ種(時折現れるるいず種も同様である)、また、 海と違い、太陽光線への遮蔽物が多い、林野で活動する崖の風葬窟のゆっくりには見られなか った。 まさに、ゆっくりの亜熱帯の海岸環境への適応と言える現象であった。 余談だが、後にこの褐色れいむ、褐色みょんから、それぞれがんぐろれいむ、きりんみょんと 呼ばれる愛玩用変種が人工的に作成され、新たな喜劇・悲劇を生むことになる。 ある日、海岸の巣に帰ってきた隊長まりさは親友の「パン屋の二代目」ちぇんを呼び出した。 「どうしたのまりさ?相談事なんだんね~分かるよ~!」 「ちぇん!ゆっくり聞いてね…実はまりさ、ゆっくりぷろぽ~ずしようと思ってるんだよ!」 「それは素敵なんだね~分かるよ~!で、お相手は誰~?分からないよ~?」 隊長まりさはただ黙って前方を見つめていた。ちぇんが、ふとその視線の先を追うと、そこに いたのは 「ぱぱ!!そろそろれいむも狩りさんに行きたいよ~!!!」 まだ親の保護がなければやっていけない子れいむだった。 「…!?…」 いぶかしげな表情で隊長まりさを見つめるちぇん、 そんなちぇんに隊長まりさは力強くうなずいた。 「まだおとなじゃないよおおおお゛!!わからないよおおおおお゛!?」 「ちぇん、まりさは…まりさはね…」 ちぇんは驚愕の表情のまま、隊長まりさの次の言葉を待った。 「まりさは…ろりこんなんだ…」 「!?」 待って損した。なお、ろりこんとはろりーゆこんぷれっくすの略語である。 「か、ゆっくり勘違いしないでね!!ゆかりんみたいなばばあだって大歓迎だよ!!!」 「???」 その眼に曇りはなかった。 「ただ、今好きになったのはたまたまあのれいむだったってだけなんだ!だからってどうっ てことはないんだよ!まりさはまりさだよ!!」 「……」 「パン屋の二代目」は何も言えなかった。 隊長まりさがあにゃるに日傘を突っ込まれて倒れていたのは翌日、隊長まりさと子れいむが 番になったのは、その翌々日のことである。子れいむの方も、「隊長さん」と隊長まりさの ことを呼び、懐いていた。また、隊長まりさはこの群れの中では優秀と名高く、相手の両親 も反対しなかった。ふぁーすとすっきりは大分後のことになりそうだったが。 その頃、海岸の群れに珍客があった。かつての崖の風葬窟のしょきちょう、なずーりんであ る。 「れみりゃの襲撃によって群れを壊滅に追い込まれた責任により、群れをゆっくり離れるこ とになりました。ぜひとも、ぱちゅりーさまのような優秀な指導者に率いられた群れで余生 をゆっくりしたいのです。無能非才の身ですが、お願いします。」 なずーりんは平身低頭して、海岸の群れに加えてもらえるよう若ぱちゅりーに頼んだ。そこ にはかつての傲岸不遜な態度は微塵も感じられなかった。ただ、その張り付いたような笑顔 だけは変わらなかった。 「むきゅう…どうしましょう…」 若ぱちゅりーは、隊長まりさの報告からこのなずーりんにあまりいい感情を持っていなかっ たが、以前、こちらの群れの余剰ゆん口を受け入れてもらった恩はある。実際に、群れの中 でのなずーりんの振る舞いを見ていたわけではないので、判断しかねたのである。 若ぱちゅりーは群れの幹部―隊長まりさ、「パン屋の二代目」ちぇん、そしてふとっちょの 褐色れいむ、通称「デイヴ」の三匹に相談した。 ちぇんは一匹遅れて若ぱちゅりーのもとにやってきた。その口には今朝海岸に打ち上げられ ていたアオリイカの卵がくわえられている。 若ぱちゅりーの避難がましい視線が、その卵を射抜く。 「?…ああ、噛み切れないイカのたまごさんでも、ずっと噛んでると美味しくいただけるん だよ~!分かるね~!」 完全に論点がずれていた。若ぱちゅりーはため息をつくと、なずーりんのことをみんなに相 談した。最初に口を開いたのはデイヴだった。 「かつてのりーだーがあんなに頭下げてるんだよ!ゆっくり受け入れてやろうよ!!」 話す度にそのほほのたるんだ肉が震える。 「でも、なずーりんは群れをゆっくりできなくしたんだよ!!」 「捕食種はしょうがないよ!!もし、なにかみんながゆっくりできないことをするようなら、 その時はこのデイヴがせーさいするよ!」 その後も議論は続くが平行線だった。隊長まりさはなずーりんにある種の不気味さを感じて いたが、ちぇんはご馳走してもらった恩があるせいかあまり気にしていなかった。そして、 何より、彼らはなずーりんが群れを追い出された詳細など知らなかったのである。 若ぱちゅりーはなずーりんを呼び出した。 「むきゅう、なずーりんを受け入れるわ。ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!この群れのためにこの身を粉にしてゆっくりするよ!!」 こうしてなずーりんは海岸の群れの一員になった。 なずーりんは見事な手際で巣を作ると、とあるまりさの巣を訪ねた。 「なずーりんか、待ってたよ!ゆっくりしていってね!」 それは武闘派であるデイヴのぶれーんを努めているまりさ、その舌の長さから「蛇の舌」と 呼ばれているまりさだった。幹部として君臨しているのはデイヴだったが、デイヴはある種 の筋肉馬鹿であり、実質的にデイヴとその一派をコントロールしているのは「蛇の舌」だっ た。なずーりんは「蛇の舌」まりさに多大な賄賂を贈り、デイヴが自分に味方してくれるよ う頼んだのである。 「ありがとうまりさ、おかげでこの群れの一員になれたよ。」 そう言ってなずーりんは、シダの葉の包みをまりさに渡した。その中には、身軽ななずーり んでしか取れないバッタがたくさん包まれていた。 「ゆへへへ、なずーりんのとってくるごはんさんはゆっくりできるよ…」 「蛇の舌」まりさは包みを受け取ると、それを帽子の中にしまいこんだ。 「デイヴは今、赤ゆたちがうるさくてなかなかゆっくりできないでいるよ。赤ゆたちにごは んさんやあまあまさんを持っていけば、デイヴもゆっくりできるよ。」 「ありがとう、そうさせてもらうよ。」 なずーりんが「蛇の舌」まりさの巣から帰ろうとしたとき、「蛇の舌」まりさはなずーりん を呼び止めた。 「今日は帰らずにまりさとすっきりしてゆっくりしてほしいよ!!ゆへへ、なずーりんみた いな美ゆっくりとすっきりしたいよ!!まりさはなずーりんのためにゆっくりしないで働い たよ!」 なずーりんは一瞬冷たい目をしたが、すぐにいつもの笑顔に戻り、 「本当かい?僕もまりさみたいな素敵なゆっくりとすっきりしたかったんだ。」 と言って、赤く熟した果実を取り出した。 「ゆ?」 「それは何度もすっきりできるようになる果物さ、今夜はたっぷりすっきりしようよ!!」 「ゆゆ?それはゆっくりできるよ!むーしゃむーしゃ…」 そして数分後、そこには口とあにゃるから餡子を吐き出し、しーしーを垂れ流し続ける 「蛇の舌」まりさの姿があった。なずーりんが「蛇の舌」まりさに食べさせたのは、アルカ ロイド系の毒を有するあのミフクラギの実だったのである。 「ゆげげ…ゆげえ…だじゅげで…なずーぢん…だじゅげ…」 「きたないまりさはゆっくり死んでね!!」 なずーりんは尻尾でまりさの帽子を取り上げると、それをまりさのうんうんの中に突っ込ん だ。 「ゆべべえええ゛!!!までぃざの…おぼうじ…なんじぇ…」 「くそぶくろはくそぶくろらしく、うんうんとでもすっきりしてなよ。じゃあね!!」 なずーりんが去った後、「蛇の舌」まりさはまもなく死んだ。ぶれーんを欠いたデイヴの派 閥の中で、なずーりんの存在が大きくなるのに、そう時間はかからなかった。 その日は快晴だった。隊長まりさは新婚ほやほやの幼な妻に見送られ、漁に出た。 「ほくすぽくす・ふぃじぶず、ほくすぽくす・ふぃじぶず…」 幼な妻れいむが何やら、隊長まりさの背中で呪文のようなものを唱える。 「ゆゆ?れいむはなにをしてるの?」 「ゆふふ、これは隊長さんがぶじ帰ってこれるおまじないよ!ゆっくり漁をしてきてね!」 「ゆ~!れいむはとてもゆっくりしているよ!!ゆっくりしないで帰るよ!!」 でれでれでまりさが漁に出かけた。海岸は干潮によって沖まで潮が引き、あちこちでゆっく りたちが漁をしている。去年の夏と違うところは、褐色の皮に包まれたゆっくりたちが帽子 を被ってせっせと漁に励んでいる点だった。 隊長まりさはまず、海岸に打ち上げられていたアオリイカの卵を採集した。半透明のエンド ウマメのような鞘に入った卵が房ごと打ち揚げられている。大収穫だ。 「たくさんの卵さんはゆっくりできるよ~!!!」 次に隊長まりさは貝やカニを捕ろうと干上がった海岸を歩き回った。そこで思いもかけず出 会ったのは、屋外行動用のモンパノキ帽子被ったなずーりんだった。 「やあ!まりさ!ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆ!なずーりん!ゆっくりしていってね!!」 なずーりんはもう同志を名前の前に付けなかった。 「まりさ、僕は海での狩りはあんまり経験ないんだ。教えてくれないかな?」 特に断る理由もなかったので、隊長まりさはなずーりんに漁の仕方を教えた。 ヤドカリは触っている間は貝殻に引っ込んで逃げないこと、カニははさみにやられないよう に後ろから捕まえるか、叩いて軽く潰すこと、岩盤などに付着している二枚貝の捕り方、注 意しなければいけない有毒生物などなど…隊長まりさはかつての父まりさに勝るとも劣らな い、漁の達人に成長していた。 「ありがとうまりさ!!おかげでたくさんのエサを取ることができたよ!これだけあればと てもゆっくりできるよ!!」 なずーりんが集めたエサは一人で食べる量ではなかった。明らかに大勢で食べるような量だ った。隊長まりさはなずーりんに家族ができたのか?といぶかしがったが、すぐに愛する幼 な妻のもとへ一刻も早く帰るため、エサ集めを再開した。 なずーりんはゆっくりたちに説いた。なぜ、みんな苦労してエサを集めなければいけないの かと。なぜもっとゆっくりして生きていけないのかと。 それは、一部の者が、狩りで必要以上にエサを取り、貯蓄しているから。そして彼らはそれ を努力の差と勝手な評価を下し、ゆっくりできないみんなを見下している。それさえなけれ ば、もっと多くのゆっくりがゆっくりできるはずだ。 なずーりんは崖の風葬窟でやったのと同じように扇動した。ゆっくりたちは努力して生活を 向上させるよりも、暴力によって向上させる方を選んだ。そういう見方もできるだろう。 ある日、ちぇんはアダン林で狩りをしていた。近くの草花にとまっていたハナムグリをゆっ くりにしては素早い動作で捕まえ、帽子の中にしまい込む。今は、子供が食べ盛りなのだ。 ちぇんには、今は亡きありすとの間に作った子ありすがいた。母ありすは海岸で漁をしてい る時に大きなカニに襲われ、永遠にゆっくりしてしまったのである。 「こんにちは、同志ちぇん…」 ちぇんが振り向くと、そこにいたのは、かつて崖の風葬窟で何度も見た、あのしょきちょう がいた。 「なずーりん!ゆっくりしていってね!」 だがその挨拶とは裏腹に、なずーりんの目に宿る光はとてもゆっくりできそうになかった。 ちぇんはいつの間にか、ゆっくりの一団に囲まれていた。 「みんなをゆっくりできなくしているくずはせーさいするよ!!!」 「お前みたいくずが群れででかい顔してるかられいむがゆっくりできないんだよ!!!」 「みんな何言ってるの?分からないよ~!!」 ちぇんはこのゆっくりたちが何を言いたいのか分からなかった。 「まりさたちだって頑張ってるのに、楽していいものむーしゃむーしゃしてるげすちぇんは せーさいするよ!!」 「自分たちだけいい思いしているくずはれいむがせーさいするよ!!!」 「みんなのゆっくりを踏みにじるくずは死ぬがいいみょん!!」 なずーりんはゆっくりたちを扇動した演説をちぇんにも披露した。 「同志ちぇん、君は自らの罪を償い、そしてその死がこの群れにおけるかくめーの号砲とな るんだ。」 「そんなのはかくめーなんてものじゃないよ~!分かるね~!」 「?」 ちぇんは顔色一つ変えずに言い返した。 「単なるやけだね~!分かるよ~!!なずーりんは頭いいけど、結局のところおばかさんな んだね~!分かるよ~!」 なずーりんは激昂した。風葬窟での優越感と特権に満ちた生活は、なずーりんの自我を必要 以上に肥大させていたのである。そして肥大した自我は、自身への批判に過敏だった。 「えらそうな口をきくなああああ!!おいっ!!連れて来い!!」 なずーりんの後ろから、一匹のゆっくりが現れる。そのゆっくりは口の中に小さな子供をく わえていた。ちぇんの子ありすだった。 「ゆわあああああん!!ちゃしゅけて!!ぴゃぴゃ~!!!」 子ありすは口の中から解放されると、ちぇんに向かって跳ねていく。 「ぴゃぴゃ~!ゆえええ゛ごわがっだぶぶっ!!!」 なずーりんは子ありすの上に飛び乗った。 子ありすの体後部がつぶれ、口から勢い良くカスタードクリームが吐き出される。 「おじびじゃん!!!」 本当は「最期の大隊」のメンバーであるちぇんに抵抗されたときのために拉致したのだが、 もうそんなことはどうでもよかった。 なずーりんはさらに尻尾を子ありすの右目に突き刺した。 「ゆぎゃあああああああああ゛!!!ありじゅのおべべがああああああ゛!!!」 「やべろ!!おじびじゃんはがんげーないよ!!!わがらないのおおお!?」 泣き叫ぶちぇんの顔を見てなずーりんは満足した。主導権を握ってよいのはなずーりんだ けのはずなのだ。 「いい顔だね、同志ちぇん!!だいじょーぶ、君が抵抗せずに死んでくれれば、この薄汚 いおちびちゃんは解放してあげてもいいよ!!」 「…わかった…よ…」 ちぇんを取り囲んでいたゆっくりたちが、先の尖った木の枝を取り出し、ちぇんに詰め寄 る。 「…ちぇんを殺したら、自分たちがゆっくりできると本当に思っているのなら…殺してみ るといいよ…?分かるといいね~?」 ちぇんは最期の瞬間を覚悟して堂々としていた。誰もこの丸腰の「パン屋の二代目」を前 に動けなった。その目から発せられる鋭い視線に気圧され、本当に殺していいものなのか、 躊躇していた。 「何をしてる!」 なずーりんは苛立った声で怒鳴った。しかし、誰も動かない。いや、動けないのだ。 なずーりんはゆっくりの一人から枝を奪うと、ちぇんの腹部に深々と刺し込んだ。 「ゆ゛!!!」 それを合図にしたかのように、他のゆっくりたちが一斉にちぇんに枝を刺す。なずーりん はそれでも飽き足らず、ちぇんの両目を枝で掻き出し、髪を口でむしり取った。 「死ね!死ね!死ねええええ゛!!!」 「ゆぎ…ゆ゛…」 ちぇんは必死にこらえていた。悲鳴を挙げても、なずーりんを喜ばせるだけ、ならば一言 も聞かしてやるものか。 「ぴゃぴゃ~!!!!」 「ゆ゛!!おじびじゃ!!!」 なずーりんは開いたちぇんの口の奥深くに棒を刺し込んだ。棒はちぇんの体を貫通し、後 頭部へと突き抜けた。 「ゆぷ!!!」 ちぇんの中枢餡は破壊され、ついに事切れた。 「ぴゃぴゃ~!!!にゃにずんだこのくじゅ!!じね!ぴゃぴゃをがえぜ!!!」 たまらず、子ありすはなずーりんに体当たりをする。なずーりんはちぇんから枝を引き抜 くと、頭から、その子ありすに枝を刺し込んだ。 「ゆぎゅびゃああああああ゛!!!」 子ありすはカスタードを吐いて死んだ。 「片づけておけ!!!」 なずーりんは怒気を含んだ声でゆっくりたちに命じ、帰っていった。 翌日、ちぇん一家の不在に気づいた群れのゆっくちたちは捜索にあたったが、二匹の遺骸 が見つかることはなかった。隊長まりさは親友の死を悲しみ、何か嫌な感覚を感じたが、 それが何なのかは分からなかった。 悲しみにくれるちぇんの親族を慰め、その面倒を積極的に見たのはデイヴだった。そして、 周りのゆっくりたちは、それはデイヴの群れでの立場からすれば自然なことのように思っ ていた。 その日もなずーりんはたくさんのエサをデイヴのところへ持参した。「なずーりんのおる がん」で採集したスジエビや、海岸の二枚貝、ハンミョウの幼虫やヒルガオにつくのイモ ムシ、よく熟したアダンの実などである。二枚貝はすべて割ってあり、すぐに食べられる ように処理されていた。 「なずーりんにはいつもお世話になっているよ!!ゆっくりしていってね!!」 デイヴがほくほく顔で献上されたエサを見つめる。このデイヴは元来、ふぁらんくすを率 いて第一線で巣を守ってきた個体だが、なずーりんの贈り物と甘言によって、かつての質 実剛健な雰囲気はすっかり錆び付いていた。 「デイヴさまには群れに加えていただいた恩があります。いつまでもお役に立ちます。」 平身低頭し、忠臣を演じるなずーりん。 「おい!!どれー!!きゃわいいきゃわいいれいむにあまあまよこちぇ!!!」 「まりちゃにも!!はやきゅもってくればいのちだけはきゃんべんしてやるじぇ!!」 デイヴの子供たちがあまあまを見て騒ぎ出す。 「ゆ~…ごめんよなずーりん、おちびちゃんたち、でいぶがだらしないから、すっかり言 葉遣いが悪くなってしまって…」 「かわいいおちびちゃんが喜んでくださるならゆっくり気にしませんよ。」 なずーりんは笑顔を張り付けたまま、アダンの実を軽く潰して、赤ゆたちのところへ運ん だ。 この赤ゆたちが、なずーりんの甘言と甘やかしによってゲス化してしまったことなど、デ イヴは知る由もなかった。 「ぺーちゃぺーちゃ…ちあわしぇ~!!!」 「おいちいあまあまもってきちゃから、どれーのことゆるちてあげるんだじぇい!!!」 「ありがとうございます、れいむちゃん、まりさちゃん。」 「どぼじでれいむさまっていわないのおおお゛!!!ぶをわぎまえてよねええええ!!」 「どれーはめうえへのことばづかいゆっくりかんがえてねええ!!ばきゃなの!?じね よ!」 「申し訳ございません、れいむさま、まりささま。」 赤ゆたちは、なずーりんが持ってくるあまあまや美味しいエサに舌が肥えてしまっていた。 そのため、デイヴが持ってくるエサでは満足できなくなっていた。おまけに、性格がゲス 化してしまい、デイヴは赤ゆたちの扱いにほとほと困っていた。結果として、ますますな ずーりんを頼るしかなくなったのである。デイヴは最早なずーりんの傀儡と化していた。 「おい!どれー!!ちゅぎはかにさんがたべちゃいよ!!」 「ゆゆ!!まりちゃもかにしゃんがたべちゃいよ!!ちゃっちゃととってきちぇね!!」 「きゃわいいれいみゅにえさをけんじょーできるなんて、こーえーにおもっちぇね!!」 「まりちゃをあがめていいよ!!!きゃわいきゅてごめんにぇー!!!」 食べたばかりだというのに、赤ゆたちはまた騒ぎ始めた。なずーりんが来る以前は考えら れなかった増長ぶりである。 「なずーりん、次はカニさんをとってきてほしいよ!」 武闘派で鳴らしたデイヴも子供には弱い、なずーりんは満面の笑顔で快諾した。 「最近、良い場所を見つけました。大きなカニがたくさんいます。明日ゆっくり取って来 ますので、デイヴさまやおちびちゃんだけでなく、はばつのみなさんにもご馳走したいで す。」 「それはとてもゆっくりできるよ!!明日みんなを集めて待つよ!!ゆっくりとってきて ね!」 「「ゆっくりしないでとってきちぇね!!」」 なずーりんは馬鹿に合わせることにいら立っていたが、デイヴたちの態度は満足すべきも のだった。「パン屋の二代目」ちぇん亡き後、デイヴは最大派閥を形成した。その中には ちぇんの親族も含まれていた。そしてその派閥の中心にいるのはなずーりんだった。 なずーりんはいずれはデイヴに取って代わり、じゆーとびょーどーを合言葉に、この群れ で権力を握る算段だったのである。 そのために、多大な賄賂を贈り「蛇の舌」まりさを買収、一番オツムが弱いと思われたデ イヴに取り入った。そして「パン屋の二代目」ちぇんは葬られ、残るは隊長まりさと若ぱ ちゅりーだけだった。 隊長まりさは派閥らしいものを持っていないが、父まりさは前幹部、自身は「最後の大隊」 の指揮官という経歴を持つ英ゆんであり、七英ゆんの一人にも数えられていた。 なずーりんはできれば味方にしたいと考え、今まで隊長まりさに対する行動を控えてきた。 しかし、今は気にしていなかった。デイヴ派を操って若ぱちゅりーを倒し、そこで味方に なりたいと請うなら良し、抵抗するなら圧倒的な戦力差で潰せば良いだけの話だった。 その日、なずーりんはいつもとは違う海岸へ漁に向かった。ここは、なずーりんが自慢の 跳躍力を生かして発見した穴場であり、大きなカニがたくさん棲息していた。 なずーりんは道具を巧みに使い、カニを一匹、また一匹と仕留めていった。そして、その カニを手下となったゆっくりたちが帽子に仕舞い、デイヴの巣へと運んでいく。 なずーりんはこの宴会の席で再度扇動し、早ければ明日にも決起するつもりだった。 デイヴ派を乗っ取り、その力でこの群れを支配する。そしていずれ崖の風葬窟に対して熱 狂的再征服を行う、それがなずーりんの思い描く絵図だったのだ。 そんななずーりんの野心も知らず、デイヴたちはカニの第一陣が到着したその瞬間から、 食事をはじめていた。 「こんなカニさんはじめてだわ!!!おっきくてとかいはね!!!」 「うっめ!めっちゃうっめ!!!」 「まるで味のらすとじゃっじめんとやー!!!」 「むーしゃむーしゃ…しあわせええええええ!!!」 あのデイヴの赤ゆたちも、このカニにご満悦だった。 「うっみぇ!めっちゃうっみぇ!!!」 「ちあわしぇええええええ!!!どれーもたまにはいいちごとちゅるんにぇ!!!」 なずーりんの取ってきた大きなカニに舌鼓を打つ、デイヴとその一派のゆっくりたち。既 にそのほとんどのゆっくりがなずーりんに取り込まれていたなど、デイヴは気づく由もな かった。 なずーりんは潮が満ちてきたことを知ると、デイヴのところに帰ることにした。その道す がら、扇動するための演説の文句を考えながら跳ねていく。 なずーりんがしばらくして、デイヴの巣についたとき、そこにあったものは… 「あばばばばばばばばばばばばば」 「だばばーだーばーだばばーだばばーだばばーだーばー」 「あばばばばばばばばばばばばば」 何やら発狂した様子で口から泡を吹きながら奇声をあげる、デイヴ一派の変わり果てた姿 だった。 「!?これは…いったい何が!?」 なずーりんには何がどうなっているのかさっぱり分からなかった。 「ぱんぴょろすぽ~ん!!!」 あるれいむは奇声をあげ、ひたすら高速でぶりぶりとケツを降りながら、スプリンクラー のようにしーしーを散布していた。 「んほおおおおお゛!!!んほほほほほほほほっほほほほほおおおおお゛!!!」 あるまりさは、水上移動時に使用するオールをあにゃるに突っ込み、それを壁にこすりつ けながらうんうんを漏らして悲惨なことになっている。 「そのとき轢死がうごいたああああああああああ゛!!!」 あるありすは何か意味不明なことを喚きながら、自分の赤ゆの上でごーろごーろして、赤 ゆをすり潰していた。 なずーりんは、いや、群れの誰も知らなかったことだが、なずーりんが取ってきたカニに は毒が含まれていた。毒成分の名はドウモイ酸、アミノ酸の一種で、記憶喪失性貝毒の原 因物質である。 貝毒と名がついているものの、毒そのものを産生するのは珪藻である。それが捕食を通し て貝や、その貝を食べたカニに蓄積されるのだ。 記憶喪失性貝毒と名前の通り、摂取すれば海馬の特定部位を選択的に破壊し、重症患者に は見当識障害、記憶障害をもたらし、長期の記憶喪失に苦しんだ患者もいたという。 ゆっくりの餡子にこのような毒がどう作用するかは不明だが、なずーりんが見たのは足り ないどころか突き抜けてしまったゆっくりたちの姿だった。 「デイヴなにしてるんだ!?しっかりしろ!デイヴ!!」 デイヴはもう出ないにも関わらず、うんうんするよ、うんうんするよと息張っていた。そ のうんうんを赤ゆたちが喜んで食べている。デイヴの巣の中には一面に混沌がぶちまけら れていた。 「うっめ!これめっちゃうっめ!!んほほほほほほほほ!!!」 「あまあまさんはまりちゃだよ!!まりちゃはおぼうじざんともーりもーりするじぇ!!」 「ごはんさん見つけたよ!!!」 一匹の子まりさが何を思ったのか、なずーりんの頬に噛み付き、食いちぎった。 「ぎゃああああああ゛!!!」 「ごはんさんたべるよ!むーしゃむーしゃ…しあわべっ!!」 なずーりんは怒りに任せて子まりさを尻尾で引っぱたいた。 「ゆわああああああ゛!!!」 子まりさは勢いよく転がって行き、壁にぶつかって、染みになった。 「もっちょ…ゆっぐ…」 なずーりんの頬からは少しチーズが漏れていた。 「デイヴ何してるんだ!みんなに止めさせろ!!」 デイヴはそのうち口から泡を吹き出した。 「あばばばばばば」 「しっかりしろ!!デイヴ!!!僕が狩りに行っている間に何があったんだ!!!」 その一声が掛け声となった。 「狩りだ!!!狩りにでかけるよ!!!」 デイヴが音頭を取り、皆が一斉に外へと跳ねていく。 巣の中に残ったのはドウモイ酸を摂取しすぎて死亡したゆっくりの死体だけだった。 「あばばばばばばば」 「あまあまなカニさんのあにゃるをふろーらるに捕まえにいくよ!すっきりー!」 奇声をあげつつ行進する団体に、巣の中は騒然となった。しかし、彼らは周囲を気にする こともなく潮が満ち始めた海に向かっていく。そして、曇天下で狩りが始まった。 あるまりさつむりは、 「獅子天雷閃迅槍・絶牙!!」 とシャコガイに頭から突っ込んだ。シャコガイは熱帯の海に生息する比較的大型の二枚貝 で、最大では200kgにも成長する。その貝殻は頑丈であり、貝殻を閉じる力は大根程度なら 簡単にへし折ってしまうとも言われている。 まりさつむりは貝殻のおかげで頭を切断されずに済んだが、そこから脱出することができ なくなっていた。 「ゆゆ~!!!はなじでね!!まりじゃはがりをずるんだよ!!!はなじでね!!!」 じたばたと貝殻からあんよのみが飛び出して動いている。そこに毒の作用なのか、れいぱ ー化したありすが襲い掛かった。 「んっほほほほほ!!!とかいはなまむまむを見つけたわああああ゛!!!」 「ゆぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!?」 「すっきりすっきりすっきりすっきりいいいいい゛!!!」 シャコガイに挟まれて動けない状態のまま、何度もすっきりさせられるつむり、栄養状態 が良かったせいか黒ずむことはなかったが、シャコガイの中で何本も茎が伸びていた。 「ゆべべ…ゆべ…あぎゃやぎゃがお…!!!」 「まだまだいくわよおおおおぎょおおおおおば!!!」 次の瞬間、れいぱーありすはぺにぺにの付け根は巨大なノコギリガザミのハサミ脚によっ て挟まれていた。そして、ハサミ脚は一気に閉じられる。 ぶち 「ぺぺばねdすいwqljんうぇjjsjpjふぉえわ0うふぁh!!!」 ありすは声にならない声をあげて悶絶した。潮が満ちてきたことで、隠れていた、あるい は沖の方に移動していた捕食者たちが帰ってきたのである。 「ゆ゛あああああ゛!!!ありじゅのめとろぼりだんなぺにぺにがあああああ!!!」 そろそろ毒の効果も切れてきたのだろうか?ありすは現状を理解したようだ。もっとも、 もうどうにもならなかったが… ノコギリガザミはそのまま、ありすのかちゅーしゃや髪を少しずつ引きちぎっては口に 運んでいった。 「いじゃじゃっじゃじゃあああ!!!ありじゅのがみざんがあああああ゛!!!」 別のれいむは複数のカニに一度に挟まれ、 「いじゃいよおおおおお゛!!!はなじで!!がにざんはなじでえええええ!!!」 あんよを滑らせて、ごつごつしたフジツボが生えた岩場に転落してしまった。 「ゆ!ぉじょらをどんででででででででで!!!!」 そして、フジツボの生えた斜面を滑走していき、その体は大根おろしのように削られてい く。 「ゆぎゃああああ゛あんよが!!!れいぶのあんよがああああ゛!!!」 そのれいむはあんよから背中がごっそり削り取られ、餡子がぼろぼろと漏れ出していた。 「ゆんやあああ゛!!!やべでね!!れいぶのからだざんこわれないでねえええ!!!」 無駄な足掻きだった。 「どぼじでえええええ゛!!!べべ!!!」 れいむはそのままフジツボによって、体をずたずたにされ、岩の上に餡子を撒き散らして 叩きつけられた。その衝撃で目が飛び出、口からはあふれ出た餡子は山盛りになっていた。 デイヴは潮が満ち、孤立した岩の上にぽつんと取り残されていた。 「やべてね!!おみずさんこないでね!!やべでね!!」 体の大きさが幸いしたのか、すっかり毒は抜けていたが、もうあんよは海水にひたひたと 浸かっていた。次第に皮がふやけてくる。 「だじゅげで!!!だれかだじゅげで!!!までぃざ!!!おぼうじ!!おぼうじでだず げでええええ!!!」 デイヴは恐怖に駆られ、番のまりさを呼ぶ。しかし、まりさはシャコガイに挟まれ、胴体 を寸断されてとっくに永遠にゆっくりしていた。 海水は次第にあんよから口のあたりまで上ってきた。もうデイヴのあんよはぐずぐずにな りつつあった。 「やだああああ゛!!!じにだぐない!!!だじゅげでええ!!!おみずじゃんはゆっぐ りできないいいいいい゛!!!」 叫んだ瞬間に口から海水が入り込み、のどが焼かれる。 「げぼっ!!げぼぼっ!!!」 デイヴは意を決して、隣の岩まで飛び跳ねることにした。しかし、その距離はどうひいき めに見てもゆっくりが跳躍できる距離ではなかった。 「できるよ…デイヴならきっとできるよ!!!ゆあああああ!!あ゛!?」 あんよに力をこめて飛びはねようとした瞬間、ぐずぐずだったあんよは崩壊した。 「あああああ゛でいぶのあんよがあああああああああ゛!!!」 そして上半身?だけがちぎれて飛び、デイヴは頭からサンゴに突っ込み、四散した。 「ひでヴっ!!!」 デイヴの赤ゆ二匹は、親とは別の場所で、やはり満ちた海水によって孤立していた。 前方は満ちた海水、後方は急な斜面、小さな足場の上で赤れいむと赤まりさは限られた足 場を巡って醜い争いを繰り広げていた。 「きょきょはきゃわいいれいみゅのばしょだよ!!!きちゃないまりちゃはうみにおちて ちんでね!!!」 「ちがうよ!!まりちゃのばしょだよ!!あほづらのれいみゅこそちんでね!!みんなよ ろこぶよ!!」 ぽよんぽよんと、お互いに体当たりを繰り返し、相手を破滅させようとする。 そうこうしている間に、海水面は上昇を続け、足場はさらに狭くなっていった。 「まりちゃ!!!ちね!!ちね!!いらないきょはちね!!!」 「ゆぎぎぎぎぎ!!いらないのはれいみゅだよ!!じゅようないよ!!!」 その時、まりさは閃いた。帽子に乗れば、ここから脱出して巣に戻れるのではないかと。 初めての狩り、その土壇場で野生の勘が閃いたのだろうか? 「ゆゆゆゆ~ん!!!まりちゃはてんざいだね!!まりちゃはおぼうじにのってゆっくり すにもどるよ!!れいみゅはずっとそこにいちぇね!!まりちゃのあたまよくってごみぇ んにぇ~!!!」 言うが早いか、帽子を海面に浮かべ、飛び乗る赤まりさ。 「ゆがああああん!!!なにちてるのおおお!!!れいみゅをひっちになってたちゅけな きゃだめでちょおおおおお!!」 必死に抗議する赤れいむ、しかし、赤まりさは器用に海へと乗り出してしまった。 「ゆゆゆ~!ばいば~い!!ちんでねれいみゅううう!?」 その瞬間横波が赤まりさを帽子ごと飲み込み、赤まりさは岩に叩きつけられた。 「ゆぴゃ!!!」 餡子の染みだけが岩に残ったが、すぐに洗い流されてしまった。 成体のまりさ種ですら、潮が満ちてくる時間は波が荒いため、水上に繰り出すのを禁止し ていた。 赤まりさでは、どうすることもできなかったのだ。 一匹だけ、足場に取り残された赤れいむ。その姿を見ている動物に気がついたのは次の瞬 間であった。その動物は急な斜面に難なく張り付き、赤れいむのことをじっと見ていた。 「おい!!ちょこのへんにゃの!!れいみゅさまをたちゅけろ!!そうすればどれーにち てあげてもいいよ!!きゃわいくてごめんにぇええええ☆!!」 その動物は何も言わず、ただじっと赤れいむを見つめていた。 「おい!!きこえないにょおおお!?ばきゃなの!?しにゅの!?はやくれいみゅをたち ゅけろ!!」 ぴこぴこともみあげを上下させて怒りをあらわにする赤れいむ。 「はやくたちゅけないときょろしゅべべ!?」 ぱく 赤れいむはオオヒキガエルによって一飲みにされてしまった。オオヒキガエルは「海のヒ キガエル」とも呼ばれるカエルであり、浸透圧に弱いとされるケロちゃんの中では例外的 に海水にも耐性がある種である。 「ゆわああああああ゛!!くらいよおおおおお゛!!!だじゅげろ!!れいみゅをだじゅ げろおお!」 赤れいむはしばらくオオヒキガエルの腹の中で騒いでいたが、オオヒキガエルは気にせず、 森の方へ帰っていった。小うるさい赤れいむの声は数時間もすると何も聞こえなくなった。 海岸にはたくさんのゆっくりの死体、あるいはその一部が打ち揚げられていた。 ドウモイ酸を多量に摂取したゆっくりは錯乱したまま死亡し、そうでなかったゆっくりは 錯乱から覚めた後で絶望して永遠にゆっくりした。 そして、自分が用意したエサで、自分の手足を壊滅させたとは知らないなずーりんは、海 岸でただ途方に暮れていた。 その周りを褐色みょんによって構成された群れの警ら隊「よーム戦士団」が囲んでいた。 「なずーりん、みんなに毒を盛った容疑があるみょん。りーだーのところまで同行しても らうみょん。」 なずーりんはおとなしく従い、若ぱちゅりーの前に現れた。 若ぱちゅりーは人払いをし、なずーりんに問いかける。なずーりんは今でもなお、定番の 笑顔を張り付かせていた。 なずーりんは知らなかった。「パン屋の二代目」ちぇんが放った密偵によって、自分のデ イヴ一派での行動が若ぱちゅりーにほとんど筒抜けだったことなど。 若ぱちゅりーはただ、もっと早く対応しなかったことだけを悔いていた。 「あのデイヴたちは困りものだったのよね。なずーりんが毒を盛ったんなら、罪は問わな ければならないけど、せーせーはしたわ。」 若ぱちゅりーはかまをかけた。 「ぱちゅりーさま、あれは事故なのです。僕の話を聞いてくれれば、ゆっくり理解しても らえます。それにここの群れは僕がいた群れよりもみんな活き活きしている!素晴らしい! まだまだ僕はここでぱちゅりーさまのお役に立ちたいのです。いや、お役に立ちますよ!」 「なずーりんは自分の昔の群れは嫌いなの?」 「愚かな連中でした。ぱちゅりーさまと僕の素質の違いでしょうが、自分のゆっくりしか考 えられない連中でしたよ。」 「素敵なりーだーね。」 若ぱちゅりーの皮肉に対して、なずーりんは自己陶酔の色が見える表情でしゃべり続けた。 なずーりんは理解できていなかった。自分と異なる考え方で群れをまとめようとするゆっく りがいることなど。だから安心してぺらぺらとしゃべった。 結局、なずーりんは権勢を得てからは、自分しか見ていなかったのだ。 「群れなんて、りーだーという名の主役を目立たせるための舞台に過ぎません。僕はもっと 素晴らしい役が演じられる舞台があるなら、自分の作り上げた群れでも罵倒して見せますと も!」 「気に入らないわ。むきゅ!!」 なずーりんの体に痛みが走った。若ぱちゅりーがなずーりんの腹部に深々と五寸釘を突き刺 したのだ。それはあのうふふまりさが使っていた五寸釘だった。 「群れをダメにしたのは、なずーりんでしょう?」 なずーりんは信じられないといった表情で、しばらくぱくぱくと口を動かしていたが、第二 撃がなずーりんの右目を貫いた。 「ゆぎ…!!!この…くずがああああ!!!」 「むきゅ!?」 なずーりんは若ぱちゅりーを突き飛ばし、反撃に転じようとした。しかし、 「ほくす・ぽくす、以下省略!!!」 「ゆ゛!!?」 物陰に隠れていた隊長まりさが、後ろからなずーりんに木の枝を突き刺した。 なずーりんは腹と眼窩からチーズをぼとぼととこぼし、数分して動かなくなった。 それはもうなずーりんではなくなっていた。 死んだからではない。しゃべれなくなったからである。 島の中にどこからかやってきたゆっくりたちは、島の生態系を構成する一つの歯車として定 着しつつあった。もし、ゆっくりがいなくなれば、イノシシは、ヤマネコは、アカマタは、そ して多くの生き物が食料不足となり、個体数を減らしてしまうだろう。 ゆっくりの侵入による生態系の混乱の時期は終わり、ゆっくりを構成要素として迎え入れた新 しい食物網は完成しつつあった。彼らは幻想の世界から来た不思議な饅頭ではなくなり、島の 生物となったのだ。 ゆん口が一気に減ってしまった崖の洞窟の中では、しょうが傷を癒しながら、愛する妻とわが 子とともにゆっくりしていた。 「ぴゃぴゃがはやくなおってくれるよう、ぺーろぺーろするよ!!!」 「ありがとうおちびちゃん!!ぱぱはすっかりよくなってきました。」 るいずはもうどこへも行こうとしなかった。例え、自分の本能に逆らおうとも、ずっとここで しょうと添い遂げようと決意したのだ。しょうはそんなるいずに提案した。子供が大きくなっ たら、一緒に島を見て回ろうと。 「るいず…もう一回すっきりしませんか?しょうはもっとおちびちゃんが欲しいです…」 頬を赤くしてるいずに見上げるように懇願するしょう。 「ベッドの中では『疾風うぉるふ』のくせに…」 「ゆえええええええ゛!!ぞんなごどいわないでぐだざいいいいいい゛!!!」 しょうは気にしていることを言われ、深く傷ついた。 「そうね、この子がもう少し大きくなったら、ゆっくり考えるわ!」 「本当ですか!!良かったぁ!!!」 だが、しょうは湧き上がる衝動を抑えきれない様子だった。 「るいず!るいず!るいず!るいずぅぅうううわぁあああああああああああああああああああ あああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!るいずるいずるい ずぅううぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハ ースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!るいずたんのブロンドの髪をクンカクンカ したいお!(以下略)」 (…明日出て行こうかしら…) るいずは黙ってしょうの頭に乗っている花飾りを取り上げた。 「ゆあああああああ゛!!!しょうのおばなざんんん!!!ぞれがないどゆっぐりでぎまじぇ えん!がえじでぐだざいいいいいいいい゛!!!」 「ゆゆ!おほしさまきれいだよ!!!」 洞窟から見える夜空には天の河がかかっていた。生まれたばかりの赤しょうには、初めて見る 天の河だった。 「おほしさまぺーろぺーろするよ!!ぺーろぺーろ…」 夜空の星をあまあまさんか何かと思っているのだろうか?子しょうは星をぺーろぺーろしよう と小さな舌を必死に伸ばした。 島の生態系の均衡の中で、彼らは毎日数を増やし、そして減らしていくだろう。 通常種であろうが、希少種であろうが、すべてを包み込む、無慈悲な自然は公正だった。 それは何の変哲もない、自然の中のありふれた一幕に過ぎなかった。 幻想が終わり、自然の摂理が始まる 完 神奈子さまの一信徒です。 南の島シリーズは以上で閉幕となります。読んでくださった皆様、ありがとうございました。 自然の中でのゆっくりの生き死にを描写してみようとして、途中変な方向にひゃっはーしなが ら、終幕を迎えることができました。 本作品を面白がってくれた皆様ありがとうございました。ゆっくりできなかった皆様、機会あ れば次はゆっくりしていただけるよう精進したいと思います。 余裕があれば、洒落でゆっくりの生態論文でも書いて、ぬえあたりに投稿してみようと思いま す。興味があるという奇特な方はゆっくりお待ちください。 最後に感想を書いてくださった皆様と、素晴らしいSSや絵を書かれている他の作者の皆様に心 からの感謝を。
https://w.atwiki.jp/6502neta/pages/17.html
ア イ ウ エ オ ア 上がっているからてっちり 勿論てっきりの誤タイピング しかしこの後スレ住人の間で河豚が好まれる様になったという 燈無蕎麦(あかりなしそば) 七つ以上あることで有名な怪談・本所七不思議。そのうちのひとつ。 蕎麦の屋台が出ているが店には誰もおらず、行灯も消えている。この行灯にうっかり火を入れると帰ってから必ず不幸に見舞われるというもの。 ろくごスレといえば蕎麦、蕎麦といえばろくごスレ。 蕎麦にちなんだよもやま話なら、誰かが必ず食いついてくる、ろくご者の守備範囲の広さよ。 無燈蕎麦は結構な穴場だからのう 「ろくごまるに追報録66 尋常ならざる2巻待ち(ry」 ( 690) 足洗邸の住人たち。(あしあらいやしきのじゅうにんたち) みなぎ徳一の漫画。あらゆる幻想世界が現実に召喚されてしまった世界で、足洗邸という名のアパートに生きる住人たちの日常を描いた作品。 日常を描いた作品なのだが、しばしばバトル漫画になる。悪魔、妖怪、神、妖精となんでもござれな世界観はゴッマニ(ゴッドマニア)養成書としても評価が高いとか高くないとか。 ろくごスレでは相変わらず蕎麦つながりで、この漫画の1シーンが引用されることがある。 蕎麦屋「燈無蕎麦」に立ち寄った主人公が、メニューの「地獄蕎麦」について説明を求めた際の店主の返答がこれ。 地獄行きっちゅーことやろねワシ知らんけど 「ろくごまるに追報録66 尋常ならざる2巻待ち(ry」 ( 693) イ イース(イース) 日本ファルコムによるアクションロープレシリーズ。 赤髪の冒険者アドル・クリスティンが全てのシリーズで主人公として活躍する。 前世紀のビデオゲームにおけるRPG作品群では一言も喋らない主人公が多かったが、このシリーズもその類に漏れず、その無口っぷりは最近の作品でも徹底されているとか。 土地を移る度に装備も技も経験も全て忘れる無口な赤毛さんもいますよなお過去の女性遍歴も全て忘れます 「ろくごまるに堆惚録68 夏を決する大延期」 ( 176) ウ 无(うー) 高田裕三による漫画「3×3 EYES」に出てくる不老不死の存在。 体を焼かれようが砕かれようが主が無事なら再生する。額に「无」の文字が浮かんでいる。 クトゥルフ神話における怪神が海産物に似て美味しそうという話が、なぜか醤油談義から派生した際に以下のレスがついた。 なお、このネタは同神話を元にしたラノベ作品のアニメネタとの組み合わせによるものである。 (」・ω・)」无!(/・ω・)/にゃー! 「ろくごまるに堆惚録68 夏を決する大延期」 ( 166) エ オ